三井造船グループ 株式会社三井造船昭島研究所
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環境計測自走船
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船体動揺補正ウィンチ

 海洋観測でウィンチから吊り下げられた観測機器に対して、船体動揺の影響を補正するヒーブ補償システムは安全性や計測精度の面から重要な装備です。実用化されているヒーブ補償システムとしてヒーブモーションクレーンがありますが、これは大規模なシステムのため小型船には装備不可能です。
 そこで、次世代型電動油圧システムであるDDVC(Direct Drive Volume Control)を駆動源として、ウィンチ本体に制御性を持たせ、船体ヒーブの影響を緩和する船体動揺補正ウィンチを開発しました。DDVCを用いることにより、精度の高い連続制御が可能で大きな油圧源がいらない電動油圧ウィンチが実現できました。
 本ウィンチを搭載することにより小型の調査船でも、ヒーブ補償機能を用いた海洋観測が可能となります。2004年2月に船体動揺補正機能付観測ウィンチが東京都水産試験場殿の漁業調査始動船「たくなん」(44トン)に搭載され、現場の研究者からも好評を得ております。
 適用分野
  • トロールウィンチ(網の深度保持の自動化)
  • 港湾荷役作業用ウィンチ
    (船体動揺をキャンセルし稼働率向上)
  • 搭載艇揚収ウィンチ
    (制御による揚収時の安全性向上)
 
 従来の観測ウィンチに比べてメリットは以下のとおりです。
  • 観測機器の上下動が小さく、計測結果の精度が向上します。
  • ワイヤのキンクが無くなり、ワイヤ破断の防止になります。
  • 海洋観測の安全性向上や省人化に寄与します。
  • DDVCユニットを用いることで、大きな油圧源とそこからの油圧配管が不要となり、コンパクトで静かです。
   


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