バイオエタノール

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バイオエタノール事業とは 環境に対応した、再生可能燃料を開発する
バイオマスの総合的利活用の実現
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効率的なエタノール生産

バイオカスケード事業の一環としてバイオエタノール事業に取り組む三井造船。セルロース原料からのエタノール生産や、デンプ ン質系原料からのエタノール生産を行っています。
セルロース原料とは、セルロース、ヘミセルロース、リグニンなどの成分で構成されたものです。従来手法ではセルロースのみを使用していましたが、新型酵母によりヘミセルロースも合わせてエタノール原料として使用することで生産量を約 10%増加させることができます。

エタノール生産図
バイオエタノール製造プロセス
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デンプン質系原料からのエタノール生産

三井造船のデンプン質系エタノール連続発酵プロセスの特徴は、スウェーデン/ケマトア社の連続発酵プロセスを用い、エタ ノール製造工程で発生する発酵残さ廃液処理が不要なことです。
多収穫イネを原料とする生産設備をJA全農に納入しました。JA全農にて生産が開始され、2009年7月より、バイオエタノール 混合ガソリン(グリーンガソリン)が新潟県内のJAが運営するガソリンスタンドで販売されています。

デンプン質系エタノール連続発行プロセス
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エタノール生産を支える基盤技術 ゼオライト膜脱水装置
膜脱水装置

バイオエタノールは自動車燃料として使用されているため濃度99.5%以上になるまで脱水する必要があります。三井造船は水分のみを膜分離するパーペーパレーション(PV:透過気化法)技術を活用したゼオライト膜脱水装置でアルコールの脱水処理を行っています。このゼオライト膜は、約1ナノメートル(10億分の1メートル)の微細孔を持つ結晶構造の膜で、ゼオライトの持つ親和性を利用して、特定の分子を選択・透過させることによる分離を行います。

バイオテクノロジー
バイオテクノロジー

三井造船では、バイオエタノール生産に適した微生物の選定を行っています。また、選定した微生物の最適な培養・発酵条件を検討し、アルコール生産能力向上の研究を行うとともに、製造プラントへの反映に取り組んでいます。分子生物学的手法も取り入れ、モニタリングや機能の創生・強化にも取り組んでいます。

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発酵シミュレータ
発酵シミュレータ

木質材料を原料とする燃料用エタノール生産システムの設計のため発酵シミュレータを開発しました。本シミュレータでは、糖分の量や木質材料の前処理工程において発生する発酵阻害物質(フルフラール・ヒドロキシメチルフラール・硫黄・酢酸など)の量と温度、pHなどのアルコール発酵条件に基づきエタノール濃度、酵母菌体濃度などの経時変化を計算でき最適な発酵条件を求めることが可能です。