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2MWダウンウィンド型風車
三井造船は、2MWダウンウィンド型風車の浮体建造、組立、洋上での係留までを担当。

海洋での石油・ガス生産設備など、海洋構造物には多くの実績がある三井造船。東日本大震災以前の2008年から東京大学などと共同で洋上風力発電用浮体について基礎的な研究に取り組んでいました。
しかし、震災以降、再生可能エネルギー開発を急ピッチで進める国の方針もあり、2015年までに実証研究を終え、その後実用化するという高い目標が掲げられ、より多くの企業が参画する国家プロジェクトとなって、急加速します。三井造船は2011年から2013年の第1期工事で、2MWダウンウィンド型風車の浮体の建造、風車の搭載、洋上への設置までを担当することになり、前例のないチャレンジが始まったのです。

2MWダウンウィンド型風車
2MWダウンウィンド型風車

検討の結果、三井造船が採用した浮体の方式は、構造物の下部が半分海面の下に沈み込む半没水型のセミサブマーシブルフローター。波や潮流による上下動や水平移動が少なく、悪天候でも安定した状態を確保することができるもので、6本の係留索で海底に繋ぐシステムとし、製造にとりかかりました。

そして2013年6月には、三井造船千葉事業所で風車を搭載し、組立が完了。海上に浮かべ、福島県の小名浜港にむけて曳航を開始すると、海を進む風車に世界の注目が集まりました。8月には研究の実施海域である福島県沖20kmの地点に係留。他社製の洋上サブステーションの係留や、ケーブルの接続も行われると、11月には運転を開始し、12月には実証試験をスタートさせることができたのです。

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