三井造船技報

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三井造船技報

第203号
三井造船技報 第203号(平成23年7月発行)
表紙説明:
ハイドレート小特集の報文の中から代表的な写真・図の7例
ハイドレート技術小特集
三井造船は、2001 年より天然ガスハイドレート(NGH)の輸送・貯蔵システムの研究開発を実施してきた。2002 年からは当社の千葉事業所にベンチスケールのNGH 連続生成設備を建設し、NGH ペレットの特性データを取得してきた。
この度、中国電力株式会社柳井発電所内に5 t/d のNGH製造設備を建設し、世界初のNGH 陸上輸送の実証試験を成功裏に完了した。また、当社では商用化に向けたNGH 輸送チェーン実現のために、大型の貯蔵設備を有するNGH 輸出基地及びNGH 輸送船の開発を進めると共に、NGH の安定性に関する基礎試験も実施している。
更に、ハイドレート技術の新たな適用先として、温室効果ガスであるCO2 ガスの分離回収技術の研究開発も開始した。
①NGH 輸送船
②NGH 貯蔵設備(p.10)
③柳井発電所内NGH 製造出荷設備全景(p.1)
④NGH ペレットの外観(p.10、p.18)
⑤NGH 輸出基地概念図(p.10)
⑥NGH ペレット内包蔵ガスの分析結果(p.26)
⑦CO2 分離回収設備概念(p.31)


III 製品・技術ニュース
全文PDF(679KB)
  • 新船型110,000 重量トン型ばら積み貨物運搬船“Mitsui 110BC”
    -“Nord Hercules”(ノルド ハーキュレス)-

    【問い合わせ先】
    船舶・艦艇事業本部 基本設計部
    TEL 03-5202-3522 横田 浩明

  • 博多港社会実験で完全電動トランステーナがCO2排出削減などの効果を確認

    【問い合わせ先】
    鉄構・物流事業本部 運搬機システム営業部
    TEL 03-593-3062 加藤 亮太

  • 行縢川橋上部工(P6 ~ A2)工事
    -合理的な断面構成,ライフサイクルコストの低減-

    【問い合わせ先】
    鉄構・物流事業本部 鉄構運搬機工場 鉄構設計部
    TEL 097-593-3773 大野 幸生

  • 大分県 神崎跨線橋
    -ニッケル系高耐候性鋼の使用と維持管理-

    【問い合わせ先】
    鉄構・物流事業本部 鉄構運搬機工場 鉄構設計部
    TEL 097-593-3773 太田 真二

  • 高性能レーダシステムを搭載した新型空洞探査車による探査サービスを開始
    -3次元地中リアルモード表示機能を搭載-

    【問い合わせ先】
    株式会社三造試験センター
    西部事業所 営業部 TEL 0863-23-2620 三宅
    東部事業所 営業部 TEL 0436-43-8931 岩崎
    新事業推進部     TEL 0863-23-2364 井上

  • 風車建設用新型クレーンの開発
    -1/4スケールモデル機による要素試験で性能を確認-

    【問い合わせ先】
    鉄構・物流事業本部 建設エンジニアリング部
    TEL 03-5202-3908 佐々木 潤

I ハイドレート技術小特集
1. 天然ガスハイドレート(NGH)陸上輸送実証試験
水林博、新井敬、渡邊茂、柳沢直樹、堀口清司、守屋英教、加藤裕一、渡辺敬一、森恵次郎、内田和男

全文(969KB)

【問い合わせ先】
事業開発本部 NGH プロジェクト室
TEL 03-5202-3980 水林 博
2. 天然ガスハイドレート(NGH)ペレット用貯蔵設備の開発
深沢恵志、加藤秀治

全文(888KB)

【問い合わせ先】
事業開発本部 NGH プロジェクト室
TEL 03-5202-3980 深沢 恵志
3. 天然ガスハイドレート(NGH)輸送船の貨物倉内ガス化システムの開発
吉野亥三郎、中田崇、湯浅伸哉、島田潔、大石剛央

全文(556KB)

【問い合わせ先】
船舶・艦艇事業本部 基本設計部
TEL 03-5202-3528 湯浅 伸哉
4. 混合ガスハイドレートペレットのラマン分光による局所構造分析
三町博子、伊藤真人、高橋正浩、岩崎徹、佐野健一

全文(443KB)

【問い合わせ先】
技術本部 千葉技術開発センター
TEL 0436-41-1930 三町 博子
5. CO2分離回収へのハイドレート技術の適用
宮川満、松尾和芳、櫻井聡一郎、酒井正和

全文(232KB)

【問い合わせ先】
技術本部 千葉技術開発センター
TEL 0436-41-1930 宮川 満

II 技術論文・報告
1. CO2排出量大幅削減船の開発
藤井昭彦、田中一郎、松井亨介、木村校優、山本敏明、山本秀則

環境負荷低減に対しての地球規模での取り組みの中、船舶のCO2 排出量も国際的に大きく規制する方向に進んでいる。三井造船はCO2 排出量と直結する船の燃費削減には従来から積極的にかつ継続的に取り組んできた。しかし規制の動きが加速されていることを考慮し、造船・主機のトップメーカーとしての強みも生かし、全社的な展開を図ることにより30% の削減達成を目指すこととし、VLCC を対象に研究開発を進めてきた。
船型やプロペラ効率改善、新省エネ装置などの船体に関する技術と、電子制御化、排熱回収などの主機関連の技術により、平水中のエネルギー効率を改善した。さらに、実海域性能改善、主機制御改善、最適運航などにより実運航時のトン・マイル当たりの燃料消費量を改善した。このように実現可能な多くの技術を総合的に組み合わせ集積することで30% という大きな改善を達成した。

全文(701KB)

【問い合わせ先】
船舶・艦艇事業本部 基本設計部
TEL 042-545-3121 藤井 昭彦

2. CO2削減を目指した舶用ディーゼルエンジン主機の新制御システムの開発
田中一郎、三上隆、青木猛、山本秀則

原油価格の高騰や地球温暖化回避の観点から、運航費の中で大きな比重を占める燃料費の削減要求が一層強まっている。このような背景より、三井造船は、2008 年度より全社横断的なCO2 30% 削減船開発プロジェクトを発足させた。
本報ではその開発項目の一つである、舶用ディーゼルエンジン主機の新制御システムの開発状況について述べる。この新制御システムの最大の特長は、従来の制御モードと本報で開発中の新たな制御モードを組み合わせて、時々刻々と変化する海象に応じて最適な制御モードを選択することにより、航海中の燃料消費量を1~2% 程度削減するものである。制御システムは、当社標準の最新制御装置では、ソフトウエアの変更のみで導入が可能である。既に陸上での機能検証を終え、2011 年度中の商品化を目指している。

全文(466KB)

【問い合わせ先】
機械・システム事業本部 機械工場 技術開発部
TEL 0863-23-2360 田中 一郎
3. 固体ソース電子磁気共鳴(ECR)プラズマを用いたLED 用インジウムスズ酸化膜(ITO)成膜装置
天沢敬生、鳥居博典、廣野滋、岡崎良弘

青色または白色発光ダイオード(LED)は、テレビのバックライトや照明用途として、今後、巨大市場を形成することが予想されている。MESアフティ株式会社では、独自技術である電子磁気共鳴(ECR)プラズマを用いた成膜装置の製造販売を展開しており、マーケット拡大の一環として、LED 向けの高品質透明導電膜への適用を検討した。
代表的な透明導電膜であるインジウムスズ酸化膜(ITO)について成膜技術を検討した結果、ECR プラズマ照射を有効に利用することにより、抵抗率や平坦性などでトップレベルの特性が得られた。また、これまで困難であったp 型窒化ガリウム(GaN)に対する直線性の電圧- 電流特性(オーミックコンタクト)を実現した。LED 生産では、薄膜の基本特性のほかに、生産コストと量産性が極めて重要となることから、各種基板サイズに対応した高スループットのECR プラズマ成膜装置を開発・製品化した。

全文(562KB)

【問い合わせ先】
MES アフティ株式会社 八王子工場 技術設計部
TEL 042-632-8845 天沢 敬生
Ⅲ Home Page News
1. 「バラスト水事業グループ」を新設
- 就航船へのバラスト水処理装置搭載に迅速に対応 -
詳細は下記URLの「トピックス」をご参照下さい。
http://www.mes.co.jp/press/2011/20110601.html
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