三井造船技報

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三井造船技報

第207号
三井造船技報 第207号(平成24年10月発行)
表紙説明:
水分自動制御型高効率脱水機“スマートプレス”
汚泥再生処理施設は、三井造船環境エンジニアリングの主力製品の一つであり、“スマートプレス”はこの汚泥再生処理施設などでの使用が期待されるスクリュープレス型脱水機である。
“スマートプレス”には、脱水後の汚泥含水率を当社が開発した水分計で連続的に直接測定する機能がある。測定した含水率をもとに行うフィードバック制御により、従来困難であった脱水汚泥の含水率を安定して目標値に制御することが可能となった。
“スマートプレス”の特長は、含水率制御の設定値、含水率演算のパラメータ、脱水機の回転数制御範囲などを入力するだけのパネル操作で容易に運転できることである。
当社は、これからも当社が保有する環境技術をもとに、環境リサイクルビジネスで社会貢献を目指す。
①“スマートプレス”本体
②水分センサ
③水分センサ取付状況
④制御盤
⑤モニタ画面


II 製品・技術ニュース
全文PDF(825KB)

  • マレーシアでバイオエタノール製造の実証試験を実施
    -アブラヤシの空果房(EFB)を原料とした世界初のプラントで実証-

    【問い合わせ先】
    エンジニアリング事業本部 事業開発部
    TEL 043−351−9112 塚田 俊美

  • 水分自動制御型高効率脱水機“スマートプレス”
    -自動制御により安定した低含水率処理を実現-

    【問い合わせ先】
    三井造船環境エンジニアリング株式会社 環境ソリューション事業本部 営業統括部
    TEL 043−351−9163 菅野 寛樹

  • 新型模型船NC 削成システムの導入
    -模型船製作工程を大幅に短縮化-

    【問い合わせ先】
    株式会社三井造船昭島研究所 試験生産技術部
    TEL 042−545−3120 五十嵐 和之

  • 新鋭曳船 相次いで竣工
    -日本海曳船株式会社向け“萬代丸”、“なえば丸”-

    【問い合わせ先】
    新潟造船株式会社 業務部
    TEL 025−222−6121 本多 宏行

  • 尾道糸崎港 港湾修築工事
    −尾道糸崎港松浜ジャケットの製作−

    【問い合わせ先】
    三井造船鉄構エンジニアリング株式会社 技術本部 大分沿岸技術室
    TEL 097−593−5716 西 和宏

  • みなと振興 第2021-0-004 号 福良港 浮桟橋製作工事
    -福良港浮桟橋(津波対応型)の製作・進水・曳航-

    【問い合わせ先】
    三井造船鉄構エンジニアリング株式会社 製造本部 大分工場 生産技術部
    TEL 097−593−5714 川村 善郎

  • ロングライン・マッチキャスト工法によるPC 桁の製作
    -東北縦貫線-

    【問い合わせ先】
    ドーピー建設工業株式会社 技術部
    TEL 03−3918−6176 立神 久雄

  • 新型交通信号用非常用電源装置を開発・納入
    -全国初のハイブリッド方式-

    【問い合わせ先】
    三井造船マシナリー・サービス株式会社 営業本部
    TEL 03−6806−1075 木村 重昭、宮尾 忠男

I 技術論文・報告
1. 緩速式電気透析システムによる高濃度スラリーからのイオン除去性能評価
濱本修、久芳良則、杉山洋一、杉浦公昭、瀬野比呂司

有機性廃棄物のリサイクルプロセスの改善を目的として、懸濁液や乳濁液の脱塩に利用できる軽量一体化した緩速式電気透析槽を開発し、適用性を確認した。構造は発泡樹脂を枠体とし、これに電極や隔膜を内蔵させた。これにより透析槽の製作費削減が期待できる。本報では、この試作機を用いて、これまで処理が困難とされていた懸濁液や高粘性流体に対する緩速式電気透析システムの適用性を確認したので報告する。
具体的応用としては、例えば、バイオガス消化液の脱塩に本システムを適用すると、塩濃度を容易に低減でき、温室栽培や点滴栽培用の養液として利用しやすくなる。また、高濃度にカリウムを含有する焼酎粕濃縮液からは、カリウム含有量を低減した飼料に加え、カリウム系液肥も製造することができる。

全文(222KB)

【問い合わせ先】
エンジニアリング事業本部 事業開発部
TEL 043−351−9113 瀬野 比呂司
2. プラズマ強度分布制御型高圧プラズマ源の開発
中島義晴、星島一輝、木村憲明、土井恭二、弓井考佳

プラズマプロセス技術は、太陽電池、有機EL、半導体デバイスなどの今日注目されている製品の重要な製造技術である。これら製品の高い生産性の実現のために、高速成膜と大面積均一成膜を目指した、プラズマ強度分布の制御が可能な高圧プラズマ源を開発した。プラズマ源に用いた電極は、高速成膜につながる高圧力化のため、高圧力下で安定放電可能なプラズマアクチュエータ構造とした。さらに、これらの電極を直交格子状に並べ、個々のプラズマ強度を制御することで任意の面内プラズマ強度分布を構築することを可能とした。これは、大面積化した場合に想定される不均一な膜厚をプラズマ強度分布の調整により矯正可能であることを意味する。本報では、製作した寸法164 mm 角のアレイ型プラズマ源(縦7 列×横7 列の計49 個)の試験装置を用いて、Ar 雰囲気下500 Pa で安定的に放電し、かつ任意の面内プラズマ強度分布が構築可能であることを示した。

全文(609KB)

【問い合わせ先】
技術開発本部 玉野技術開発センター
TEL 0863−23−3041 中島 義晴
3. ハイドレート技術によるCO2 分離回収の実験的検討
櫻井聡一郎、宮川満、松尾和芳、加藤寿仁

近年、温室効果ガス削減のため、低コストで環境負荷の少ない二酸化炭素分離回収技術の確立が急務となっている。三井造船は、H2 とCO2 からなる石炭ガス化複合発電(IGCC)設備中間工程排ガスのCO2 分離回収に対するハイドレート技術の適用性をシミュレーションで評価し、低コストでのCO2 分離回収可能性について既に報告している。
本報では、IGCC 設備中間工程排ガスを模擬したH2・CO2 系混合ガスからのCO2 分離性能に関し、連続式ハイドレート生成分解試験装置を用いた検証実験結果について述べる。
生成槽での気液比(ガス流量と液流量の比)、温度、液滞留時間、気泡放出流量が分離性能に与える影響を実験により評価した結果、ハイドレート生成とCO2 溶解の組み合わせにより、ハイドレート生成が促進され、CO2 回収率はハイドレート生成工程による単独分離の結果より高く、80 ~ 94%となり、分離性能が高くなることが分かった。

全文(631KB)

【問い合わせ先】
技術開発本部 千葉技術開発センター
TEL 0436−41−1930 櫻井 聡一郎
Ⅲ Home Page News
大分事業所でメガソーラー(大規模太陽光発電施設)を建設
-三井不動産と共同で売電事業を開始-
詳細は下記URLの「トピックス」をご参照下さい。
http://www.mes.co.jp/press/2012/20120914.html
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