三井造船技報

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三井造船技報

三井造船技報 第208号(平成25年2月発行)
表紙説明:
三井造船の新たな船型開発に関わる写真3組
三井造船昭島研究所は、各種水槽試験や数値シミュレーション技術などにより船型開発に貢献している。技術論文・報告で紹介する水槽試験は、当社の曳航水槽で行われたものである。これをベンチマーク問題として、三井造船と九州大学との組織対応型連携研究で開発したコンピュータシミュレーションコード“RIAM-CMEN” の解析結果を評価した。大型商船の波浪中抵抗増加問題を大規模数値シミュレーションで解析することはこれまで困難であったが、今回の開発により水槽試験結果を再現するために必要な解析条件が明らかになると同時に、コンピュータシミュレーションによる数値解析が実用レベルまで到達していることが確認された。
裏表紙説明:
“MetrologX4”:ユニバーサル3Dインスペクションソリューション
3D CADデータを利用したリアルタイム測定を実現する測定機制御・結果評価ソフトウェア


II 製品・技術ニュース
全文PDF(912KB)

  • 国道20 号新宿高架橋架替工事
    -交通車両共用下での旧橋撤去及び新設橋梁の架設-

    【問い合わせ先】
    三井造船鉄構エンジニアリング株式会社  技術本部 技術部 東部技術室
    TEL 0436−43−1853 浅野 浩一

  • 中低温熱エネルギー回収システム“VPC(Variable Phase Cycle)”を開発
    -10kW級及び200kW級試験機で実証-

    【問い合わせ先】
    機械・システム事業本部 事業開発部
    TEL 03−3544−3043 川鍋 知晃

  • オフラインティーチングソフトウェア“RoboTrue Laser”
    -三次元レーザ切断加工の生産準備期間短縮に貢献-

    【問い合わせ先】
    三井造船システム技研株式会社  製造ソリューション事業部 第一営業部
    TEL 043−274−5687 飯田 眞吾

  • 濃煙熱気実火災訓練装置
    -MP8 型消防訓練装置として採用され、好評!-

    【問い合わせ先】
    三井造船プラントエンジニアリング株式会社  プロジェクト部 ENソリューション室
    TEL 043−351−9137 大古 宏治

I 技術論文・報告
1. 平水面上船体形状を考慮した波浪中CFDの開発
胡長洪、三上隆、山本虎卓

本研究は、九州大学と三井造船との組織対応型連携の一環として行われたもので、九州大学が開発してきたCFD コードRIAM-CMEN に対して拡張・改造を行うことにより、大型商船の船首における反射波・砕波を考慮できる高精度な波浪中抵抗増加推定法を確立し、初期段階の船型開発に用いることを目指している。本報では、まずRIAM-CMEN の主な特長について述べる。そして、VLCC の模型を用いた水槽実験と対応する数値計算を実施したので、計算と実験の比較により波浪中抵抗増加の推定精度を検証する。さらに、初期段階の船型開発を念頭に、平水面上形状を変更した場合に得られる波浪中抵抗増加の変化について述べる。

全文(182KB)

【問い合わせ先】
船舶・艦艇事業本部 基本設計部
TEL 042−545−3121 山本 虎卓
2. 半導体製造装置用ZCIH の商品化
岡崎良弘、阿尾高広、尾崎一博、舩路俊介

本報では、三井造船で開発したゾーン制御方式誘導加熱(Zone Control Induction Heating:ZCIH)システムについて紹介する。ZCIH システムは、複数の加熱コイルと、それと同じ数のインバータで構成される。ZCIH の技術的な核心は、複数の加熱コイルを独立して制御する技術を確立することである。従来タイプの誘導加熱装置では近接して設置された複数の加熱コイルを別々に制御することができなかった。ZCIH で確立した技術により、複数の加熱コイルを複数のゾーンに配置し、複数ゾーンの加熱状態、すなわち温度を独立して制御することが可能となった。例えば、場所により温度が異なると熱応力による歪が発生するため、特に薄板を加熱する場合にこの技術を活用することができる。本報では半導体製造装置への適用を中心として、基礎技術、実際の装置に適用を図るための注意点や設計手順、磁界−熱解析、当社内テスト装置により取得した実験結果などについて示す。

全文(235KB)

【問い合わせ先】
機械・システム事業本部 産業機械第二営業部
TEL 03−3544−3221 河原 史朋
3. 低温排熱回収のための熱電発電技術の開発
加藤寿仁、鎌田勤也、北川裕之

CO2 排出削減の社会的要請が高まるなか、低温排熱発電は内燃機関のボトミングサイクルとして、あるいは工場排熱を有効利用したエネルギー回収技術として注目されている。また、太陽熱や地中熱を熱源とした再生可能エネルギー分野でも期待されている。低温排熱発電技術として、ランキンサイクルやスターリングエンジンなどが研究開発されているが、熱電変換は材料中の電子やホールがランキンサイクルの作動媒体のように動く、固体型エネルギー変換技術であるため、エネルギー変換部分には機械的な可動要素がない。したがって、騒音や振動や部品の消耗がなく、信頼性の高い発電システムを構築することができる。  本報では、島根大学と共同でスライドボード法により製作した熱電材料が高い性能指数を示す特長と、これまでに製作した一部の熱電材料を用いて試作した、熱電発電モジュールの性能評価結果について報告する。

全文(229KB)

【問い合わせ先】
技術開発本部 千葉技術開発センター
TEL 0436−41−1930 加藤 寿仁
4. 保温材下の腐食検査技術の現状と適用事例
−見えない腐食を検知する音響検査技術−
石原修二、玉川準之介、中原亮一、佐藤功一、中田成幸

多くのインフラ設備において、設備の経年劣化が深刻な問題となってきている。特に、化学プラントや石油化学プラント、 精油所などでは、保温材下腐食(CUI)に対する効果的な対策に大きな関心が持たれている。この腐食は保温材の下で発生するため、外観からは確認することができない。信頼性の点では目視検査が最も好ましいが、保温材の解体/ 復旧や足場工事が必要となり、多大な付帯費用が発生する。この状況下において、非破壊検査が問題解決の一つの方法であると考えられている。多様な非破壊検査技術の中から、将来の設備保全の方向性を考慮し、エンドユーザの要求を満足できる信頼性の高い検査診断技術について検討した。

全文(203KB)

【問い合わせ先】
技術開発本部 玉野技術開発センター
TEL 0863−23−3021 石原 修二
Ⅲ Home Page News
ディーゼルエンジンの累計生産8,000万馬力を達成
−三井-MAN B&W ディーゼルエンジン−
詳細は下記URLの「トピックス」をご参照下さい。
http://www.mes.co.jp/press/2012/20121113.html
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