三井造船技報

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三井造船技報

第209号
三井造船技報 第209号(平成25年7月発行)
表紙説明:
次世代型高能率自動化コンテナターミナルに関わるCG画像4組
三井造船は、コンテナ用岸壁クレーン(ポーテーナ)及びコンテナ用ヤードクレーン(トランステーナ)等の港湾荷役機器とともにコンテナターミナルマネージメントシステム(CTMS)を提供し、コンテナターミナルの円滑な運営の実現に取り組んでいる。
近年では、港湾荷役においてもCO2削減が強く求められていることから、ハイブリッドトランステーナ、電動トランステーナを開発し、業界トップクラスとなる環境対応の港湾荷役システムを構築した。
今回新たに開発したシステムは、これまでの港湾荷役システムを更に進化させ、既存の自動化ターミナル方式の課題とされている、コンテナ荷役能率の向上とエネルギー消費量の削減を同時に達成した、次世代型の高能率自動化コンテナターミナルシステムである。
新しく開発したコンテナターミナルシステムは、従来の方式がクレーン自らコンテナを吊ってブロック内を搬送するのに対して、レールカートとクレーンが分担してコンテナを搬送するように改善を図ったところに特長がある。
表紙の中央はコンテナターミナル鳥瞰図、右上はコンテナ積載状態のレールカート、左下は陸側ゲート、右下は海側ゲートをそれぞれイメージしたCG画像である。
裏表紙説明:
三井ソーラーガスタービンコジェネレーションシステム
安心のバックアップ体制と世界最高峰の高効率発電を誇る三井ソーラーガスタービンコジェネレーションシステム


III 製品・技術ニュース
全文PDF(1,105KB)

  • 新型帆装置(Power Assist Sail)の陸上実証試験を開始
    -帆を用いた船舶のCO2排出量削減装置-

    【問い合わせ先】
    船舶・艦艇事業本部 事業開発部
    TEL 03−3544−3345 長 拓治
    技術開発本部 技術総括部
    TEL 03−3544−3245 平山 明仁


  • 釜石港湾口防波堤用ケーソンを完成
    -大型ハイブリッドケーソンの製作-

    【問い合わせ先】
    三井造船鉄構エンジニアリング株式会社 技術本部 技術部 大分沿岸技術室
    TEL 097−593−5716 茅野 良太


  • アウトプレート工法で鋼橋補強工事を実施
    −炭素繊維プレート緊張材を用いて新湊川橋に適用−

    【問い合わせ先】
    ドーピー建設工業株式会社 営業企画部
    TEL 03−3918−9174 塘 和寿


I 製品・技術解説
1. 高効率ガスタービンコージェネレーションシステム
西江俊介、八幡清正、楠房雄

全文(672KB)

【問い合わせ先】
エンジニアリング事業本部 環境エネルギー・インフラ営業部
TEL 043−351−9262 粂川 滋
2. 組み込み系システム機器の技術
−セキュリティゲート、遠隔監視システムなどに搭載−
青山直裕、三村和也、野口知史、桐野睦

全文(632KB)

【問い合わせ先】
三井造船システム技研株式会社 電子ソリューション事業部 設計部
TEL 0863−23−3480 青山 直裕
II 技術論文・報告
1. 次世代型高能率自動化コンテナターミナルの開発
栢菅信哉、深澤紀博

自動化コンテナターミナルは20 年近くASC(Automated Stacking Crane)方式が定着しているが、この方式は大型クレーンが自らコンテナを抱えて走行するため、電力消費が大きく、荷役能率の割にはエネルギー効率が高いとは言えないのが実情である。本報で紹介するレールカート方式は、大型クレーンの代わりに小型のレールカートがコンテナを搬送する方式で、各荷役モード間でのコンテナ受け渡しとコンテナの搬送をそれぞれクレーンとレールカートが分担して行う。そのため、本方式はASC 方式と比較して、ターミナル全体の取扱い能力は30% 以上勝り、コンテナ搬送に費やす電力使用量、即ちエネルギー消費も約1/2 程度と極めて小さくなる。 レールカート方式は、次世代の自動化ターミナルとして経済的でかつ高能率な方式であり、その省エネルギー効果は港湾における低炭素化の実現に大きく寄与するものである。

全文(864KB)

【問い合わせ先】
機械・システム事業本部 運搬機工場 運搬機設計部
TEL 090−593−3135 栢菅 信哉

2. バイオマス由来C5 糖の有効利用法の開発
大野克博、牛越淳太郎、髙岡一栄

地球温暖化問題への関心が高まり、その対応策の一つとして再生可能燃料の開発が急務となっている。これまで、草本類や木質類などの非可食性リグノセルロース系バイオマス資源を原料としたエタノール製造技術開発が、世界各所で取り組まれてきている。 三井造船では従来より、非可食性リグノセルロース系バイオマスであるアブラヤシの空果房(EFB)を原料としたバイオエタノール製造技術の研究開発に取り組んできた。この研究開発においては、前処理工程及び糖化工程に関して特に注力して検討を行ってきた。その結果、EFB に含まれるセルロース及びヘミセルロースを資化可能なC6 糖及びC5 糖として効率的に回収・利用することができるアルカリ水熱こう解処理プロセスを考案し、従来の水熱処理プロセスの約1.9 倍の糖化率となることを確認した。 。

全文(920KB)

【問い合わせ先】
技術開発本部 千葉技術開発センター
TEL 0436−41−1102 大野 克博

3. バイオエタノール生産のための合成ガス資化性菌に関する基盤的技術の開発
酒井伸介、髙岡一栄、喜多晃久、村上克治、中島田豊

三井造船は、未利用バイオマス等の有効利用を目的に、ガス化技術と微生物発酵を組み合わせたプロセスの開発を目指している。しかし、実用レベルのシステムとするには、合成ガス資化性菌のエタノール生産能を改良する技術開発が必要となる。 当社は、広島大学及び独立行政法人産業技術総合研究所と共同で、モデル株としてMoorella thermoacetica ATCC39073株を用い、菌の代謝改変を可能とする遺伝子組換え技術の構築に成功した。また、プラスミド人工修飾法(PAM 法)を用いることによって、遺伝子組換え効率を向上させることを可能にした。さらに、組換えた遺伝子由来のタンパク質がMoorella 属細菌内で発現し機能するかを確認するため、別種の細菌由来の遺伝子を同様の方法により組換えた結果、別種の細菌由来のタンパク質はMoorella 属細菌内で発現し機能することを確認した。本報では、この遺伝子組換え方法の有用性を示す。

全文(890KB)

【問い合わせ先】
技術開発本部 技術総括部
TEL 03−3544−3245 髙岡 一栄

Ⅲ Home Page News
1. 汚泥再生処理施設等建設工事、受注
詳細は下記URLをご参照下さい。
http://www.mes.co.jp/press/2013/20130314.html
2. マルタ向けディーゼル発電設備を納入
詳細は下記URLをご参照下さい。
http://www.mes.co.jp/press/2013/20130318.html
3. 船舶用電子制御式ガスインジェクションディーゼル機関(ME-GI)のデモンストレーション運転実施について
詳細は下記URLをご参照下さい。
http://www.mes.co.jp/press/2013/20130417.html
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