三井造船技報

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三井造船技報

第213号
三井造船技報 第213号(平成26年10月発行)
表紙説明:
シミュレーション技術を活用した製品開発
三井造船では、シミュレーションを活用した性能予測と実験を併用して、効率的な製品開発を進めている。
ディーゼルエンジンにおいては、燃料消費量及び環境負荷を抑制するために、ターボ圧縮機のみならず、油圧式排熱回収システム(THS)、排気ガス浄化のための再循環システム(EGR)や選択式触媒還元システム(SCR)、排熱回収システム(VPC)などの新しい技術と装置の適用が実現しつつあり、そのシステムの振る舞いは複雑になっている。また、港湾荷役設備においても、大型化や高速化を推進する一方で、エネルギー消費量の削減を進めている。
このような状況において目標を短期間で達成するためには、シミュレーションによりシステムの特性を把握することが重要である。シミュレーション技術を活用して開発した製品を実験により検証し、信頼される製品として迅速に提供する。
①開発を進める大型蓄電システムの搭載を目指す港湾荷役設備
②THSの適用を目指す中速リーンバーンガスエンジンのシミュレーションモデル

裏表紙説明:
船舶・海洋構造物の開発を推進する株式会社三井造船昭島研究所の所有技術


III 製品・技術ニュース
全文PDF(551KB)

  • 高性能地中レーダシステムによる平城宮跡東方官衙地区の遺跡調査
    −千三百年前の歴史的構造物遺構を最新テクノロジーで探知−

    【問い合わせ先】
    株式会社三造試験センター 西部事業所 新事業企画部
    TEL 0863−23−2364 井上 勝美
    株式会社三造試験センター 東部事業所 営業グループ
    TEL 0436−43−8931 小原 治之


  • 九州自動車道上の橋梁製作・架設工事
    -小川スマートインターチェンジのE ランプ橋他1 橋-

    【問い合わせ先】
    三井造船鉄構エンジニアリング株式会社  西部建設本部 工事部
    TEL 06−6446−3101 笹本 英樹



I 製品・技術解説
1. 三井造船の米国における化学プラント建設の取り組み
寺澤 慎祐

全文(91KB)

【問い合わせ先】
エンジニアリング事業本部 プロジェクト部
TEL 043−351−9245 寺澤 慎祐

II 技術論文・報告
1. 港湾設備を中心とした産業機械用の大型蓄電システムの開発
宮田淳也、岡 浩司、桐野 睦、青山直裕

コンテナヤードにおける環境負荷低減と省エネ化を目指し、港湾荷役機械の電動化とハイブリッド化が進められている。その蓄電池として大容量で高性能なリチウムイオン電池が普及しつつあるが、港湾荷役機械に必要とされる急速充放電を実現することが課題となっている。
三井造船は、港湾荷役機械に最適なリチウムイオン電池システムを開発することを目的として、まず電池の実特性と実機の負荷を用いた電池適用シミュレーションを行い、電池仕様を確認した。そして、シンプルかつコンパクトな構成でありながら安全性も確保し、港湾荷役機械特有のハイレートで短時間の負荷変動に対応可能な大型リチウムイオン電池システムを製作した。

全文(472KB)

【問い合わせ先】
技術開発本部 玉野技術開発センター
TEL 0863−23−3021 宮田 淳也
三井造船システム技研株式会社 電子ソリューション事業部
TEL 0863−23−3480 桐野 睦

2. THS による過給機アシスト機能を有する中速リーンバーンガスエンジンの動特性予測シミュレーション
梶谷哲平、坂入信之、辻 康之、岡 俊郎

国際的な環境保全意識の高まりの中で、CO2やNOxとSOxの削減技術の開発が進められ、加えて経済的な観点から省エネルギー技術も重要性が高まっている。三井造船では、高効率ガスエンジンやその周辺機器における環境対応技術の開発を推進している。
リーンバーンガスエンジンの燃費向上と負荷応答性の改善を実現するために、油圧式排熱回収システム(Turbo Hydraulic System:THS)を用いることとした。エンジンシステムとTHS を含めた複雑な系の挙動を予測するために、リーンバーンガスエンジンにTHS を追加したエンジンシステム全体のシミュレーションモデルを構築し、負荷変動時のシステムの挙動を予測した。これより、THS が過給機を良好にアシストし、負荷変動に対する応答性改善効果が期待できることを示した。

全文(188KB)

【問い合わせ先】
技術開発本部 玉野技術開発センター
TEL 0863−23−3021 梶谷 哲平

3. 太陽熱発電システム(第2報)
−蓄熱材の性能評価試験と蓄熱装置の設計手法−
友保純直、須山達夫、佐藤康光、筒井伸幸

太陽エネルギーは再生可能エネルギーとして極めて重要なエネルギーであるが、天候不良時や夜間などの時間帯でも、安定なエネルギー源として利用するためには、好天時の太陽熱を蓄熱して、必要に応じて、安定な電力として取り出せる高効率な蓄熱システム技術が必要である。この蓄熱技術の一つに、高温空気を熱輸送媒体とする固体蓄熱技術があり、世界的にその開発が進められている。
現在、三井造船では、この固体蓄熱システムの研究開発に取り組んでおり、各種の蓄熱材についてCFD(Computational Fluid Dynamics)解析を行い、その結果に基づいて大型試験設備を建設して蓄熱試験を行った。この結果に基づいて、太陽熱蓄熱に適合した蓄熱材選定の考え方を明らかにするとともに、選定した蓄熱材の蓄熱特性を計算するための計算手法を開発し、試験結果と良く一致することを確認した。また、この計算手法を用いて実用規模の蓄熱装置の試設計を行い、太陽熱発電施設において固体蓄熱装置の実現が可能であることを確認した。

全文(709KB)

【問い合わせ先】
エンジニアリング事業本部 企画管理部
  TEL 043−351−9020 塚田 純

Ⅳ 製品・技術ニュース
1.高性能地中レーダシステムによる平城宮跡東方官衙地区の遺跡調査
−千三百年前の歴史的構造物遺構を最新テクノロジーで探知−
【問い合わせ先】
株式会社三造試験センター 西部事業所 新事業企画部
TEL 0863−23−2364 井上 勝美
株式会社三造試験センター 東部事業所 営業グループ
TEL 0436−43−8931 小原 治之


2.九州自動車道上の橋梁製作・架設工事
-小川スマートインターチェンジのE ランプ橋他1 橋-
【問い合わせ先】 三井造船鉄構エンジニアリング株式会社  西部建設本部 工事部
TEL 06−6446−3101 笹本 英樹

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