技術紹介

音なし君  MES-BSS(Bridge Silent System)

鋼橋の伸縮装置部を大型車両が通過する際に発生する、不快な構造音を低減するシステムです。

概要

低周波騒音問題の原因をピンポイントで低減するシステムです。

一般的な交通騒音で問題となるのは、人の耳に関知されやすい1,000Hz付近の車両走行音です。この騒音については、様々なタイプの遮音壁や舗装などが開発されており、対策が為されています。

一方で、高架道路橋では、大型車両が伸縮装置部を通過する際に発する、100Hz未満の構造音と呼ばれる、騒音も発生しています。

この音源は主に主桁腹板面から放射される、いわゆる低周波音であり、近隣住民の不眠、イライラなどの原因として注目されています。

MES-BSS(Bridge Silent System)通称「音なし君」は、この構造音の放射源を特定しピンポイントで対策するシステムです。

音なし君

特長

  • ・連結型制振材の開発により、低次振動モードに対応
  • ・従来工法では難しかった低周波騒音の低減に成功
  • ・FEM解析と現地計測により、騒音発生に寄与する部材を特定

音なし君

音なし君:制震材

音なし君

音なし君:官民境界での音圧

実績

主な論文・報告

  • ・連重俊,平野廣和:鋼橋低音域騒音低減工法の開発と試験施工,土木学会論文集,№735/Ⅵ-59,2003.6.
  • ・渡邉茂,井上浩男,佐野健一,連重俊:道路高架橋から発生する構造音の低減・制振対策,三井造船技報,№172,2001.3.
  • ・渡邉茂,井上浩男,佐野健一:道路橋における構造音の低減・制振システムの開発,三井造船技報,№174,2001.10.
  • ・徳田紳二,渡邉茂,井上浩男:道路橋における構造音の低減システムの開発と適用事例,第26回日本道路会議,2005.10.