技術紹介

ソールプレート亀裂補修

鋼橋の疲労損傷を簡易的な溶接補修で延命化させる!

概要

支承を交換する大掛かりな補修が困難な橋でも適応可能。

鋼製支承の回転・移動機能が低下した鋼I桁橋では、ここに示すような4種類の疲労損傷が生じることが知られています。
そして、このようなき裂の補修では支承を交換する大がかりなものが数多く報告されています。
しかし、今後は支承を交換する恒久的な補修が困難な場合も想定されます。そのため、法政大学との共同研究により、簡易的な溶接補修により延命化させる方法について桁試験体を対象として疲労試験を実施し、実橋に適用できる可能性のあることを確認しました。

ソールプレート溶接部の疲労き裂

ソールプレート溶接部の疲労き裂

提案する補修方法

1)上面からガウジングによりき裂を除去

上面からガウジングによりき裂を除去

上面からガウジングによりき裂を除去


2)上面からの溶接補修

上面からの溶接補修

上面からの溶接補修


3)溶接補修後のグラインダ仕上げ

溶接補修後のグラインダ仕上げ

溶接補修後のグラインダ仕上げ


4)補強用垂直補剛材の設置

補強用垂直補剛材の設置

補強用垂直補剛材の設置


特許(公開中含む)

  • ・特開2016-142039 (橋梁の支承部の補修方法)

主な論文・報告

  • ・内田大介,森猛,武下美那,宮崎晴之,木村直登:鋼I桁支承部の疲労損傷対策に関する検討,構造工学論文集,Vol.63A,pp.503-516,2017.3.