環境省・国土交通省連携事業「ゼロエミッション船等の建造促進事業」 の採択について
株式会社三井E&S(本社:東京都中央区、代表取締役社長:高橋 岳之、以下「当社」)は、環境省と国土交通省の連携事業である「ゼロエミッション船等の建造促進事業」に、「アンモニア燃料推進システムの生産能力増強」を応募し2025年8月21日に採択されました。
「ゼロエミッション船等の建造促進事業」は、ゼロエミッション船等の国内生産体制を世界に先駆けて構築し市場導入を促進することによりCO2の排出削減を進めるとともに、産業競争力強化及び経済成長を図ることを目的としています。
海運の分野では船舶から排出されるGHG(Green House Gas)削減が喫緊の課題であり、当社はすでに、LNG、LPG、メタノールなどCO2排出量の少ない燃料を用いる舶用低速二元燃料エンジンの生産を開始しています。将来のネットゼロエミッション燃料に対応したこれらのエンジンの生産に加えて、本事業を活用したアンモニア燃料推進システム生産設備への先行投資によりアンモニア対応機器(エンジン及び燃料供給装置)の生産を加速させます。これにより、2040年にはゼロエミッション燃料であるアンモニア焚き大型エンジンを中心とした舶用低速二元燃料エンジンの年間生産量を10倍まで高め、IMOが掲げる「2050年頃までにGHG排出ネットゼロ」よりも早期のカーボンニュートラルの実現を目指していきます。
我が国の海事産業は2035年における建造能力倍増を目標に掲げています。
当社は次世代大型船舶向けエンジンに対応した舶用低速エンジン生産能力を活かし、アンモニア対応機器への設備投資を行うことで、次世代船舶における我が国建造船舶の世界シェア拡大及び海事産業の発展に貢献するとともに、アンモニア燃料推進システムにおける世界シェアトップに向けて、2040年度に同システム世界シェア20%以上を目指してまいります。
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