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2009年

2009年01月05日
2009年 社長年頭挨拶(要旨)

加藤社長

新年あけましておめでとうございます。
年頭にあたり、私の所信の一端を申し上げます。


三井造船株式会社
社長 加藤 泰彦


激動の時代

当社はこれまで、世界的な景気拡大と円安基調を追い風に、受注・売上を伸ばしてきたが、世界経済の減速により状況は一変した。当面は、資機材価格の高止まりと急激な円高が当社業績の足を引っ張り、中期的には多くの事業で受注不振および売上減少に陥る可能性が高まっている。資機材の需給緩和や新興造船所破綻は、逆風を和らげる要因になるかも知れないが、厳しい環境が当面は続くと覚悟せざるをえない。

今、私達がやるべきこと

当社が今やるべきことは、「生産性の向上」と「製品・サービスの差別化」を、スピードを上げて進めること。当社には現在、およそ1兆3千億円の受注残があるが、これらの仕事をただこなしていたのでは未来はない。現状の仕事のしかたを工夫・改善して生産性を高め、成長のための原資を稼ぎ出さなければならない。

「高い志」を持って、「試練」を「チャンス」に

当社の使命は、「地球環境にやさしく、社会や人に役立つ製品・サービスを提供し、社会に貢献する」ことであり、この点では誰にも負ける訳にはいかない。理念を共有し、一人ひとりが「高い志」を持って、やるべきことをやり遂げる。そして、全社員のパワーのベクトルが一致したとき、それは巨大なエネルギーとなり、「試練」を「チャンス」に変え、道が開ける。

希望の未来を信じ、試練をチャンスに

回り道をさせられる訳ではない。本来なすべきことを、スピードを上げて実行することが求められている。今、競争力を高め、社会とお客様から、より大きな役割を任せてもらえる存在になるために、力を尽くす必要がある。
未来は、向こうからやって来るものではなく、自ら創るもの。
『希望の未来へ 試練をチャンスに』全員で力を合わせ、がんばろう。