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2009年

2009年04月20日
56,000重量トン型ばら積み貨物運搬船「フォー キタカミ」引き渡し
-大容積貨物艙(70,000m3)を持つ「三井の56」の84隻目竣工-

フォー キタカミ
三井造船株式会社(社長:加藤 泰彦)は、玉野事業所にて建造中でありましたリベリア国、クリオ マリン社 (CLIO MARINE INC.)向け56,000重量トン型ばら積み貨物運搬船「フォー キタカミ」(FOUR KITAKAMI、当社第1703番船)をこのほど完成し、本日同事業所にて引き渡しました。

本船は、70,000m3を超える大容積貨物艙を有した56,000重量トン型ハンディマックスバルカーであり、同型船84隻目の竣工となります。

本シリーズは、「三井の56」としてマーケットにおいて高い評価を得て、竣工済を含め150隻を超える受注を達成しています。

主要目
全長 189.99m
長さ(垂線間) 182.00m
幅(型) 32.26m
深さ(型) 17.90m
喫水(型) 12.55m
総トン数 31,284
載貨重量トン数 55,668メトリックトン
主機関 三井-MAN B&W ディーゼル機関 6S50MC-C 1基
連続最大出力 9,480kW×127.0回転/分
航海速力 14.5ノット(常用出力)
最大搭載人員 24人
船級 NK
船籍 パナマ

引渡日:2009年04月20日

特長

  • 5つのホールド(貨物艙)を持ち、本船自身の荷役設備として4基のクレーンを装備している。

  • 本船は、荷役効率を重視するとともに、多種多様な貨物を積めるよう強度・配置を計画している。

    • ハッチオープニングに関しては、長さ/巾ともこのクラスでは、最大級である。
    • 貨物艙は、長尺パイプを余裕持って積載できる様、十分な長さを有している。

    • また、貨物艙強度もホットコイル等の重量物に対応できるよう十分に配慮している。

  • 本船は、国際船級協会連合(IACS)の統一規則S25に沿って設計され、オペレーションの自由度と構造安全性向上の両立を実現している。

  • 主機関には軽量・コンパクト・高出力で排ガス環境基準を満たした最新式エンジン、三井-MAN B&W ディーゼル機関 6S50MC-Cを搭載し、運航スケジュールにフレキシブルに対応できる余裕のある馬力設定(常用出力=約75%最大出力)で十分な速力性能を有しており、また常用出力にて最適なマッチングとしている。

  • 海洋環境保護のため、バラスト水の交換が航海中に可能としている。

  • 発電機関もIMO環境基準を満たしている。

お問い合わせ先
広報室
乾(いぬい)  電話:03-5202-3147