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2009年

2009年5月21日
カンボジア王国、シハヌークヴィル港向けに
同国初の岸壁用コンテナクレーン2基、ヤード用コンテナクレーン5基
コンテナターミナルマネジメントシステム1式を納入

岸壁用コンテナクレーン

三井造船株式会社(社長:加藤 泰彦)は、カンボジア王国、シハヌークヴィル港公社(Port Authority of Sihanoukville)に、岸壁用コンテナクレーン「ポーテーナ」2基、ヤード用コンテナクレーン「トランステーナ」5基、ならびにコンテナターミナルマネジメントシステム(CTMS)1式をこのほど納入しました。


今回、クレーンを納入したシハヌークヴィル港は、カンボジアで唯一の外洋国際港湾であり、同国が1999年にASEANに正式加盟後は、需要予測を上回ってコンテナ貨物取扱量が増加する一方、港湾施設の老朽化も進み、コンテナ貨物の効率的な処理に支障をきたしている状況が続いていました。
本案件は、同港の貨物取り扱い能力の向上を図り、カンボジアにおける物流の効率化を促進し、同国の経済発展に寄与するものです。


今回納入した岸壁用コンテナクレーンは、カンボジアで初めての岸壁用コンテナクレーンとなり、これまでの荷役方法と比較して大幅な荷役効率の改善が期待されています。
また、コンテナヤードには、ヤード用コンテナクレーンが5基加わり、同時に納入されたコンテナターミナルマネジメントシステムとともに同港における更なるコンテナ荷役の効率化が推進されます。


三井造船は、日本で初めてとなる岸壁用コンテナクレーンを1967年に神戸港へ納入以来、40年以上のクレーン設計・製造実績を持っています。コンテナクレーンのみならず、ターミナルにおけるコンテナ荷役効率の向上に欠かせないコンテナターミナルマネジメントシステム(CTMS)の納入実績も多く、アフターサービスを含めたコンテナターミナルのトータルシステム企業を目指し事業展開しており、本カンボジア案件以外にもベトナムやスリランカにおいてもクレーンとCTMSを併せたトータルシステムの納入実績を有しています。


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