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2009年

2009年7月7日
高エネルギー加速器研究機構向け大強度陽子加速器設備を納入
次期ニュートリノ振動実験に貢献

ターゲットステーション

三井造船株式会社(社長:加藤 泰彦)は、高エネルギー加速器研究機構(機構長:鈴木 厚人氏)に、次期ニュートリノ振動実験装置の心臓部であるターゲットステーション構造体1式他を納入し、昨日、完成記念式典が行われました。


納入した構造体は、長さ15m×幅4m×高さ10mの鋼製構造物で、ニュートリノ生成に必要な陽子ビームを当てるカーボンの標的を設置するための密閉容器です。ヘリウムガスを充填したこの容器内で世界最高強度のニュートリノビームを生成し、295km離れた岐阜県神岡町の地下1,000mに位置する東京大学宇宙線研究所の5万トン水チェレンコフ検出器「スーパーカミオカンデ」に向けてニュートリノビームを打ち込み、宇宙の始まりと物質創生の謎を解明する実験に使われます。


製品は大型の重量構造物でありながら各部の詳細は極めて厳しい加工精度が要求されており、同様に製品の据付精度、気密性能など高い技術力が求められました。


ニュートリノの謎を解明することは、物質の究極の構造要素は何であるのか、どのような力が物質を結び付けているのかを解明するものです。これにより、宇宙、物質、力の起源など、根元的な問題に迫ることができます。


三井造船は、各種大規模研究施設の機器製作の実績を活かすとともに、多種多様の設備を建造してきたエンジニアリング技術、鋼製重量構造物の製作・架設技術、ディーゼルエンジンの製作の要である大型機械精密加工技術を活かし、今後も宇宙線・素粒子関連プロジェクトなどに積極的に取り組んでいきます。


[J-PARC向け主な納入機器]
ターゲットステーション関連機器、ディケイボリューム関連機器、入射陽子ビーム関連機器、中性子源生体関連機器など。


担当
鉄構・物流事業本部 鉄構建設営業部
西澤  電話:03-5202-3905
お問い合わせ先
広報室 高岡  電話:03-5202-3147