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「カリビアン ギャラクシー」引き渡し
2009年

2009年12月17日
11万重量トン型ダブルハル・アフラマックスタンカー「カリビアン ギャラクシー」引き渡し
-船幅42mで最大級の載貨重量・タンク容量-

カリビアン ギャラクシー
  三井造船株式会社(社長:加藤 泰彦)は、千葉事業所にて建造中でありましたリベリア国、ナンフン シッピング社(Nan Fung Shipping Limited.)の系列会社である、パナマ国、サウスエターニティー シッピング社(South Eternity Shipping Inc.)向け110,000重量トン型ダブルハル・アフラマックスタンカー(注1)「カリビアン ギャラクシー」(CARIBBEAN GALAXY、当社第1713番船)を完成し、本日、同事業所にて船主に引き渡しました。

本船は船幅42mで載貨重量11万トンを達成した当社建造のアフラマックスタンカー15隻目となります。

主要目
全長 245.50m
長さ(垂線間) 234.00m
幅(型) 42.00m
深さ(型) 21.50m
満載喫水(型) 15.05m
総トン数 59,671
載貨重量トン数 111,402トン
貨油艙容量(100%) 128,191m3
主機関 三井-MAN B&W ディーゼル機関 7S60MC型×1基
連続最大出力 14,280kW×105回転/分
速力 15.3ノット
最大搭載人員 28人
船級 LR
船籍港 パナマ


引渡日:2009年12月17日

特長

  • 貨物タンク容積は、幅42mのアフラマックス船型としては最大級の127,000m3を確保している。
     また載貨重量も110,000トンを確保している。

  • 最新の船首バルブおよび船尾形状を採用し、アフラマックスクラストップの推進性能を達成している。

  • 貨物艙は、3種類の油の積み分けが可能で、自動浚油装置付きの3台の貨物油ポンプで効率よく同時荷揚げができる。また、バラストポンプを2台装備しバラスト水操作の効率化を図っている。

  • 測位装置として、DGPS航法装置(DIFFERENTIAL GLOBAL POSITIONING SYSTEM)2台を装備し、衛星航法に万全を期している。

  • 電子海図表示情報システム(ECDIS)、自動船舶識別システム(AIS)、航海情報記録装置(VDR)を装備し、航路計画、航行の安全に寄与している。

(注1)アフラマックス船型
アフラとはAverage Freight Rate Assessmentの略。1954年4月よりロンドン・タンカー・ブローカーが作成している運賃指標。現在では、8万載貨重量トン数(D/W)から12万載貨重量トン数(D/W)程度のタンカーを広くアフラマックスタンカーと呼ぶ。

お問い合わせ先
広報室
乾(いぬい)  電話:03-5202-3147