トップ > プレスリリース(2011) > 船舶用ディーゼルエンジン保全サポートシステム
2011年

2011年05月23日
船舶用ディーゼルエンジン保全サポートシステム
-「e-GICS」メンバー150社達成&加入船舶2,000隻を突破-

三井造船株式会社(社長:加藤 泰彦)および100%出資子会社の三造テクノサービス株式会社(本社:岡山県玉野市、社長:青木 純)は通信衛星とインターネットを利用した船舶用ディーゼルエンジンの保全サポートシステム「e-GICS」(electronic Global Internet Customer Support)のサービスを2004年11月から開始しました。
このたび入会会員数150社(15の国および地域)、登録船数2,019隻(2011年3月末実績)を達成しました。

「e-GICS」は、三井-MAN B&W型ディーゼルエンジン搭載船舶の顧客に対し、エンジンの性能診断、主要部品のメンテナンス診断、関連技術情報の提供、技術コンサルができるQ&Aサービスおよびエンジン部品の調達サービスをWeb上で迅速に提供するものです。
三井造船は、MAN Diesel & Turbo社のシニアライセンシーであり、船舶用ディーゼルエンジンの生産において国内約50%のシェアを持つ国内最大のエンジンメーカーです。豊富な性能試験運転データおよび就航実績データを保有しており、長年にわたって蓄積した技術ノウハウにIT(情報技術)を盛り込んで、就航中の主機関の性能診断や主要部品のメンテナンス診断サービスを行なってきました。

「e-GICS」は、上記の主要メニューに加え、2006年9月から、オプション機能としてPMS(計画保全)機能、NOx IDデータ管理機能および油類(FO/LO)データ管理機能をリリースし、さらに、現在、性能診断の精度向上の一環として、2006年7月に販売開始した「MES-EPOCH」(ディーゼル主機関シリンダ圧力計測システム)の計測データをベースとした燃焼診断システムを開発中であり、今秋リリースを予定しています。
また、メンテナンス関係としては、2009年1月に販売開始した「MES電子シリンダゲージ」(シリンダライナ内径計測センサシステム)および現在開発中の軸受摩耗監視システムなど鋭意、製品ラインアップの拡充を進めております。

今後も三井造船ならびに三造テクノサービスは、ディーゼルエンジン・各種プラント機器・ガスタービンコージェネ・クレーンなどの機械装置・設備に対するメンテナンスを通じ、種々の顧客サービスを提供して行きます。


担当
機械・システム事業本部 テクノサービス事業室 サービスセンター
笠原  電話:0863-23-2381
お問い合わせ先
広報室
高岡   電話:03-5202-3147