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2011年

2011年12月15日
三井造船株式会社と戸田工業株式会社が共同で、
リチウムイオン電池正極材用リン酸鉄リチウム(LFP)製造の生産設備を建設

三井造船株式会社(社長:加藤 泰彦)と戸田工業株式会社(社長:戸田 俊行、本社:広島県大竹市)は、共同で年間2,100トンの中大型リチウムイオン電池正極材用リン酸鉄リチウム(LFP)製造の生産設備を、千葉県市原市の三井造船株式会社千葉事業所内に建設し、事業化を開始することを決定しました。

両社は、事業化検討の為に、本年6月に資本金1億円で設立していたM&Tオリビン株式会社(資本出資比率:三井造船51%、戸田工業49%、社長:大橋弘隆(三井造船)、本社:市原市)を、製造・販売会社とし、このほど増資しました。

製造するLFPは、リチウムイオン電池の性能を左右する部材である正極材の中でも、安全性が高く、急速充放電が可能、レアメタルを使わない、電池寿命が長いなどの特長を持つ強固な結晶構造の正極材で、プラグインハイブリッド車(PHEV)や電気自動車(EV)、集合住宅やオフィス、学校などに向けての電源システム、業務用の電源装置、スマートグリッド及び電力平準化定置型蓄電池向けに大幅な需要拡大が見込まれます。

三井造船は、パイロットプラントでの研究を経て、2009年に年産36トンのセミコマーシャルプラントを建設し、品質の改良に取り組んできました。また、本年7月にLFPなどのリチウムイオン電池正極材料をワールドワイドに製造・販売できる特許実施権をLiFePO4+C Licensing AG(スイス)から取得しました。

一方、戸田工業は、長年にわたり、LFPを含むリチウムイオン電池正極材の研究開発を進めており、現在、マンガン酸リチウム(LMO)、ニッケル酸リチウム系(LNCA)、ニッケル・コバルト・マンガン酸リチウム系※通称三元系(LNCM)を事業化しています。このたび新たに、LFPの事業にも参入することになります。また正極材メーカーとして多種の正極材製造販売の実績があり、2社の協業による大きなシナジー効果を期待しています。

なお 新設のLFP製造プラントは、2012年度に商業運転を開始する予定です。

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