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2012年

2012年03月13日
ベトナムで橋梁工事受注

現地工場写真(MTSC)
三井造船株式会社(社長:加藤 泰彦)は、ベトナム鉄道公社(Vietnam Railways)より、「南北鉄道橋梁安全性向上事業 パッケージNo.1A」をこのほど三井造船(株)・りんかい日産建設(株)・大成建設(株)・シエンコNo.1(ベトナム国営建設会社)との共同企業体(JV)で受注しました。

今回受注した工事は、ベトナム北部ニンビン省で鋼製アーチ橋梁の架け替えやPC高架橋・新駅の設置などを行います。メインとなる長さ225メートルの鋼製アーチ橋梁は、三井造船の現地子会社である、MTSC(Mitsui Thang Long Steel Construction Co. Ltd)で製作します。

本工事は、ハノイ~ホーチミン間を結ぶ約1,700キロメートル間の44箇所の橋梁と線路37.6キロメートルの修復・架け替えを行うプロジェクトの1工区で、昨年受注したパッケージ No.1B、No.1Cに続くものです。
全工事が全て完了すると約1,700キロメートルにも及ぶハノイ-ホーチミン市の現在の運行時間29時間から24時間へと5時間短縮される予定です。なお、本工事は、国際協力機構(JICA)による政府開発援助(ODA)の有償資金協力によりおこなわれます。

三井造船の海外土木・建築工事は、石炭火力発電所建設工事のほか、インドネシアの各種桟橋、鉄道駅舎、工場建設、水理研究所などの建設を中心として、香港の青馬大橋、シンガポールのコンテナ・ターミナル、グアム島、ロタ島のディーゼル発電所、スリランカのバージ発電設備など、30数年間にわたる実績と経験があります。

今後も、新興国市場の中でも特に東南アジア市場では、急激な経済成長に伴い、インフラ整備は、必要不可欠と見込まれており、当社は、同地区の知見と設計・施工に関する実績を活かし、積極的に事業展開を図って行きます。


担当部署
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