トップ > プレスリリース(2012) > 三井造船株式会社とダイハツディーゼル株式会社が共同開発のガスエンジンMD-Gシリーズを中国企業へライセンス供与
2012年

2012年03月28日
三井造船株式会社とダイハツディーゼル株式会社が共同開発のガスエンジンMD-Gシリーズを中国企業へライセンス供与

6MD20Gエンジン
三井造船株式会社(社長:加藤 泰彦 以下MES)とダイハツディーゼル株式会社(社長:原田 猛 以下DDK)は、両社で共同開発したガスエンジンMD-Gシリーズをこのほど中国企業にライセンス供与しました。

製造・販売に関するライセンス供与は、昨年12月に中国船舶重工有限公司(CSIC)傘下の陝西柴油机重工有限公司と、また本年2月には、中国船舶工業集団公司(CSSC)傘下の安慶中船柴油机有限公司と調印しています。

ライセンス供与したMD-Gガスエンジンとは、中型のMD20G及び大型のMD36Gで構成されており、800kW~8,000kWまでの出力レンジを揃えています。その特長は、油着火方式を採用していることで、熱量の低い燃料での安定した稼働が可能です。 中国企業に対しては、MES及びDDKが共同出資したガスエンジン専業子会社である、MDエンジニアリング(社長:佐藤 和利、本社:大阪市北区)を通じたサブライセンス供与となります。

中国企業の陝西柴油机と安慶柴油机は、既にDDKのディーゼルエンジンDKシリーズのライセンシーであり、両社とも年間数百台の舶用ディーゼルエンジンを製造しています。
またMESは、CSSCと共同で低速ディーゼルエンジン製造会社(上海中船三井造船柴油机有限公司:CMD)を2005年に上海に設立しています。
今回のライセンス供与によりMES、DDKともに関係の深い中国企業グループとの連係をさらに強めていきます。

市場規模の大きな中国では、ガスエンジンを用いた、発電・コジェネ用途や炭鉱ガス燃焼用途、船舶用途の需要が旺盛です。本契約は天然ガスを燃料とするガスエンジンの契約ですが、次のステップとして炭鉱ガスを燃料とするエンジンマーケットも視野に入れており、中国全土への進出を積極的に推進していきます。

本件については、ダイハツディーゼル株式会社と同時発表しています。


担当部署
三井造船株式会社 機械・システム事業本部 産業機械第一営業部 発電グループ
吉田  電話:03-3544-3951

ダイハツディーゼル株式会社 技術提携推進室
宮崎  電話:06-6454-6906
お問い合わせ先
広報室
高岡  電話:03-3544-3147