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2012年

2012年04月25日
船舶用大型ディーゼルエンジンの2011年度生産量 431万馬力を達成

8K80ME-C9機関
三井造船株式会社(社長:加藤 泰彦)は、2011年度玉野事業所(岡山県)で製造した三井-MAN B&W型低速ディーゼルエンジンの生産量が220基、431万馬力に達しました。(前年度は221基、418万馬力) 今年度の生産量は436万馬力を予定しています。

2011年度に生産したエンジンの中には、8K80ME-C9といった最新・高出力比のエンジンを含みます。今年度も引き続き、従来エンジンより燃費を良くした“.2(ドット2)”と呼ばれるエンジンや、或いは回転数を下げてプロペラの推進効率を上げることができるG型エンジンの生産・受注を進めます。

当社は、低速ディーゼルエンジンの環境規制対応技術とCO2削減技術開発のために、玉野事業所機械工場内にシリンダー口径500mmの4気筒テストエンジンを設置しています。このエンジンを用いて今年度はEGR(Exhaust Gas Recirculation:排ガス再循環)によるNOx削減の実証試験等、様々な環境規制対応技術及び省エネ、低燃費技術の開発・実用化試験を行います。

また、2013年春に電子制御式ガスインジェクションディーゼルエンジン(ME-GI)のデモンストレーション運転の実施を計画しています。この運転により、LNG燃料を使った船舶推進において、ME-GIが完成した技術であることを実証します。今年度中にガス供給設備をディーゼルエンジン組立試運転工場に整備し、ガス焚きディーゼルエンジンの供給体制を整えます。

過去5年間の三井-MAN B&W型低速ディーゼルエンジンの生産量
   
2007年度 200基・452万馬力
2008年度 214基・470万馬力
2009年度 218基・437万馬力
2010年度 221基・418万馬力
2011年度 221基・431万馬力
2012年度 210基・436万馬力
*2012年度は予定

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