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2014年

2014年5月14日
ベトナム ニソン製油所向け蒸気タービン発電設備5基を受注
-ベトナムから初の受注-

蒸気タービン
三井造船株式会社(社長:田中 孝雄)は、ニソン石油精製有限責任会社(Nghi Son Refinery Petrochemical Limited Liability Company)がベトナム国北部ニソン経済区で推進しているニソン製油所・石油化学コンプレックス・プロジェクト向けに蒸気タービン発電設備3種5基(合計出力約200MW)を受注しました。

本設備は、コンプレックスに電力を供給する大型発電設備であり、本コンプレックスを建設するJGCSコンソーシアム(日揮、千代田化工建設、仏テクニップ、韓GS建設とSK建設で構成されるジョイントベンチャー)から受注し、日本で設計製作、2015年に順次引渡されます。その後、現地で当社による技術指導のもと据付・試運転が行われ、2016年に本格稼働に入る予定です。

本プロジェクトは、出光興産株式会社、クウェート石油国際会社、ペトロベトナム社および三井化学株式会社が共同で設立したニソン石油精製有限会社が進めるものとなります。ベトナムで2基目となる製油所を含む、製油所・石油化学コンプレックスを新設するもので、同国において今後需要が増加する石油製品、および輸出用石油化学製品の製造を目的としています。

三井造船は1963年より300基余りの陸舶用、発電用及び圧縮機駆動用等の蒸気タービンを製作し、特に産業用発電設備の分野では日本有数のタービンメーカーとなっています。今回は、国内外のメーカーとの厳しい競争の中で、当社製品の効率と信頼性が高く評価されて受注に結びつきました。

ベトナムでは今後も継続して石油精製・化学プロジェクトが計画されており、今回の受注を契機として、同国向け営業活動の強化はもちろんのこと、世界各国での受注活動に積極的に取り組んでいく方針です。

担当
機械・システム事業本部 産業機械営業部
西村、森谷 電話:03-3544-3951
お問い合わせ先
経営企画部 広報室
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