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2014年

2014年7月28日
北海道大学向け練習船「おしょろ丸」引き渡し

おしょろ丸
三井造船株式会社(社長:田中 孝雄)は、国立大学法人北海道大学(総長:山口 佳三氏)向け練習船をこのほど完成し、本日、函館港にて引き渡しました。

本船(5代目)は、昭和58年(1983年)に弊社玉野事業所にて建造された旧おしょろ丸(4代目)の代替船として建造され、東日本大震災の復興支援に引き続き寄与しつつ、世界の水産・海洋分野で活躍する人材の育成を目指し、「海洋生態系の保全と食資源の確保、持続可能な資源管理」といった水産科学分野のニーズに対応すると共に、世界水準の教育研究を実践する教育プラットフォームとして期待されています。


主要目
総トン数 1,598トン
全長 78.27m
幅(型) 13.00m
深さ(型) 5.80m
推進電動機 三相誘導電動機
1,000kWx2基
航海速力 約12.5ノット
最大搭載人員 99名 (うち学生60名)
進水 平成26年3月14日
竣工 平成26年7月28日


主な特長
  • トロール、延縄等多彩な漁業実習に対応するための漁撈装置を搭載していま す。また、船楼甲板よりも一段低いウェル甲板を設け、漁業実習の作業性を高めています。
  • 推進装置に電気推進方式を採用することで、水中放射雑音を低減し、かつ船内の静粛性を確保しています。これにより高度な調査研究に必要な環境が飛躍的に向上しています。
  • 高度で多様な教育・研究に対応していくため、計量魚群探知機や海底地形探査装置など最新の水産資源・海洋計測機器並びに取り外し可能なコンテナ型研究室を装備しています。
  • 高揚力舵とバウスラスタ-を装備し、調査観測及び漁業実習時の操縦性を高めています。また、船体動揺を低減する格納型フィンスタビライザーや減揺タンクを搭載し、実習の安全性や居住性を高めています。
  • 北方への航海に備え、IC級耐氷構造に準拠した構造としています。
担当
船舶・艦艇事業本部 国内船・官公庁船・国内プロジェクト営業部
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お問い合わせ先
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