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2016年

2016年08月03日
低濃度PCB無害化処理施設建設工事の受注について

完成予想パース図

三井造船株式会社(社長:田中 孝雄)は、東京鐵鋼株式会社(本社:東京都千代田区、社長:吉原 每文)より、低濃度PCB無害化処理施設建設工事を受注し、8月2日、安全祈願祭を執り行いました。

本工事は、低濃度PCB廃棄物処理専用の固定床炉、小型焼却炉、廃油タンクの設計・調達・施工を一括して請け負います。尚、排気ガス関係は、2005年に当社が東京鐵鋼株式会社へ納入した炭化施設の一部を運用して処理を行います。
この処理施設が稼働することにより、年間で、低濃度PCB廃油は約1,680kL、低濃度PCB汚染物は約1,100tの処理が可能となります。

また、当社は5箇所の高濃度PCB処理施設の内、平成18年に、JESCO大阪事業所へPCB廃棄物処理施設を納入し、以来、定期点検業務や改修工事を継続して行っています。また、PCB汚染物等処理技術として溶融還元熱分解法について、PCB等処理技術調査検討委員会からの技術審査評価を受け、認定処理技術として承認認定されています。

今後も、当社はPCBをはじめとする処理困難な廃棄物を安全に無害化できる処理プラントを納入することにより、安心して暮らせる社会づくりに貢献していきます。



工事概要
工事名称 低濃度PCB無害化処理施設建設工事
発注者 東京鐵鋼株式会社
本社:東京都千代田区
処理能力 低濃度PCB廃油:6.7kL/日
低濃度PCB汚染物:7.2t/日(固定床炉)、225kg/日(小型焼却炉)
工期 2016年4月15日~2017年6月30日
建設地 東京鐵鋼株式会社 八戸工場内
担当
エンジニアリング事業本部 環境エネルギー営業部
横井 電話:043-351-9262
お問い合わせ先
経営企画部 広報室
高岡 電話:03-3544-3147