2010年12月14日
「三浦バイオマスセンター」(愛称:「MKE BIMAステーション三浦」)が完成
-地域の特性を生かしたバイオマス(農水産物残渣)の利活用に貢献-
三井造船株式会社(社長:加藤 泰彦)の100%子会社である三井造船環境エンジニアリング株式会社(住所:東京都江戸川区、社長:高山 充、略称:MKE)は、三浦地域資源ユーズ株式会社(住所:神奈川県三浦市、社長:杉浦 壽久)より受注した、し尿・浄化槽汚泥および農水産物残渣を処理する「三浦バイオマスセンター」、愛称「MKE BIMA ステーション三浦」をこのほど引き渡しました。
本センターは、三浦市の衛生センターの老朽化に伴う建て替えであり、し尿・浄化槽汚泥だけでなく、三浦市の特産物である大根、スイカなどの農産物残渣(未利用バイオマス)や処理後の小魚など(廃棄物系バイオマス)の水産残渣を一緒に処理することが特長です。
また、処理の過程で生じるメタンガスを、施設を動かすためのエネルギーとして再利用し、堆肥化設備を備えて、堆肥を生産し、農家に利用してもらう資源循環型の施設となっています。
三浦市は、地域活性化のため2003年10月に三浦市、三浦商工会議所、三崎水産物協同組合により「三浦地域再生研究会」を作り、地域振興策を模索してきました。
2005年3月に「三浦市バイオマスタウン構想」が農林水産省から公表され、同年7月に「三浦地域再生計画」が内閣府から認定されて活性化に弾みがつきました。
三浦地域資源ユーズは、「三浦地域再生計画」「三浦市バイオマスタウン構想」の実現を目指す第三セクターとして、2006年7月に三浦市と市内外の計28団体の経済団体などの出資により設立され、本センターの建設・運営を行います。
MKEは、し尿・浄化槽汚泥処理施設や汚泥再生処理センターに関し、40件以上の納入実績を有し、加えて施設建設後の運転管理についても高度な維持管理技術を有しております。
「MKE BIMA ステーション三浦」についても、今後15年間の運転管理を受託しております。
MKEは、今後とも地域の特性を生かした環境リサイクル関連技術を活用し、建設から運転管理までのトータル的な事業展開を図っていく方針です。
[三井造船環境エンジニアリング株式会社概要]
設立年月日 | 1985年10月 |
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本社 | 東京都江戸川区 |
資本金 | 4億5千万円 (三井造船㈱100%出資) |
社長名 | 高山 充 |
沿革 |
1985年10月:三井造船㈱の全額出資により、廃棄物処理施設や 上下水処理施設などの、環境保全施設の運転管理 ・メンテナンスおよび修理を事業目的として設立 (設立時社名は三造環境サービス㈱) 1989年11月:三造環境エンジニアリング㈱に社名変更 2001年 1月:日本アクアペックス㈱の全株式を三井造船プラント エンジニアリング㈱から取得し子会社とする。 また、三井造船プラントエンジニアリング㈱より環境 事業を譲受する。 2004年 4月:三井鉱山㈱水処理事業の譲受に伴い、同社の子 会社であるサンテック㈱から環境施設の運転管理・ メンテナンスについても営業権の譲受を受ける。 2007年 4月:三井造船㈱の上下水道施設事業および付帯事業に 関する権利義務を吸収分割により承継する。 2007年 7月:三井造船アクアペックス㈱と合併し、三井造船環境 エンジニアリング㈱に社名変更。 2008年 4月:三井造船㈱のし尿処理施設事業および付帯事業に 関する権利義務を吸収分割により承継する。 |
事業内容 | ・上下水道処理施設、都市ごみ処理施設、汚泥再生処理センター、汚泥焼却施設 産業廃棄物処理施設、バイオガスプラント、排ガス処理施設等の設計、調達、 建設、運転管理、メンテナンス |
担当部署
菅野 電話:03-3675-4052