2013年7月25日
航海訓練所向け練習船の命名・進水式を挙行
三井造船株式会社(社長:田中 孝雄)は、皇太子殿下ご臨席のもと、発注者の独立行政法人航海訓練所(理事長:飯田 敏夫氏)および共同発注者の東京センチュリーリース株式会社(社長:浅田 俊一氏)向け練習船の命名・進水式を本日、当社玉野事業所にて執り行います。
本船は、現在就航中の大成丸(3代目)の代替船として平成23年度予算で、独立行政法人航海訓練所と東京センチュリーリース株式会社との共有建造方式により、建造することが認められました。現大成丸は昭和56年(1981年)に建造されて以来、32年間にわたって我が国海運の担い手となる若い実習生の教育訓練を担ってきましたが、船体、機関及び教育設備とも老朽化が著しくなったため、今回、代船建造の運びとなったものです。
本船は平成24年3月30日に契約し、平成25年2月14日に起工、建造工事に着手していました。今回の命名・進水を経て、岸壁にて艤装工事を行った後、平成26年3月に竣工、引渡される予定です。
この大成丸代船(4代目)は、内航船員の育成に適した船体、機器、設備を有する練習船であり、航海訓練を通じて優秀な船員を内航海運に送り出すこと、また、近隣諸国への航海訓練を通して国際親善にも寄与するものとして期待されています。
本船は、現在就航中の大成丸(3代目)の代替船として平成23年度予算で、独立行政法人航海訓練所と東京センチュリーリース株式会社との共有建造方式により、建造することが認められました。現大成丸は昭和56年(1981年)に建造されて以来、32年間にわたって我が国海運の担い手となる若い実習生の教育訓練を担ってきましたが、船体、機関及び教育設備とも老朽化が著しくなったため、今回、代船建造の運びとなったものです。
本船は平成24年3月30日に契約し、平成25年2月14日に起工、建造工事に着手していました。今回の命名・進水を経て、岸壁にて艤装工事を行った後、平成26年3月に竣工、引渡される予定です。
この大成丸代船(4代目)は、内航船員の育成に適した船体、機器、設備を有する練習船であり、航海訓練を通じて優秀な船員を内航海運に送り出すこと、また、近隣諸国への航海訓練を通して国際親善にも寄与するものとして期待されています。
式典出席者
船名命名 | 国土交通大臣 太田 昭宏 |
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支綱切断 | 独立行政法人航海訓練所 理事長御令室 |
発注者代表 | 独立行政法人航海訓練所 理事長 飯田 敏夫 |
共同発注者代表 | 東京センチュリーリース株式会社 代表取締役 浅田 俊一 |
造船所代表 | 三井造船株式会社 代表取締役会長 加藤 泰彦 |
ご来賓 | 約350名 |
主要目
総トン数 | 約3,400トン |
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全長 | 91.28メートル |
幅 | 15.50メートル |
深さ | 9.00メートル |
主機関 | 4サイクル中速ディーゼル機関 3,000kW(約4,000馬力×1基) |
航海速力 | 約14.5ノット |
最大搭載人員 | 176名(内実習生120名) |
起工:平成25年2月14日
進水:平成25年7月25日
竣工:平成26年3月(予定)
主な特長
- 内航船の主要航路や港湾において訓練を行うため、水線下の船体は1,000トン型内航貨物船と同程度の大きさになっています。また、船橋からの視界や操縦の感覚を内航貨物船と類似させるため、航海訓練所の練習船として初めて船橋を甲板上の中央部に配置しました。
- 低燃費、低公害で、内航船で広く採用されている主機関を搭載しました。
- 好条件下であればタグボートの支援なしで離着岸が可能な舵、プロペラ、バウスラスタを搭載しました。
- 船橋及び機関室には、運航に必要な各種機器を搭載しつつ、20名程度の実習生グループが効果的に当直訓練を行える機器配置としました。
- 航海訓練所の汽船練習船の中で最もコンパクトな船体でありながら、分割可能な教室、演習室、甲板上のスペースなど、船内各所でグループ実習を行うことができます。
- 防火や救命に関する設備は、旅客船に準ずる仕様とし、十分な安全性を確保しました。
担当
船舶・艦艇事業本部 国内船・官公庁船・国内プロジェクト営業部
担当:松永 電話:03-3544-3462
担当:松永 電話:03-3544-3462
お問い合わせ先
三井造船株式会社 経営企画部 広報室
担当:乾(いぬい) 電話:03-3544-3147
担当:乾(いぬい) 電話:03-3544-3147