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2013年

2013年11月6日
66,000重量トン型ばら積み貨物運搬船「クリッパー エクスカリバー」引き渡し
-新ジャンルのエコシップ「neo66BC」の1隻目竣工-

クリッパー エクスカリバー
三井造船株式会社(社長:田中 孝雄)は、玉野事業所にて建造中でありました、リベリア国、クリオ マリン社 (CLIO MARINE INC.)向け66,000重量トン型ばら積み貨物運搬船「クリッパー エクスカリバー」(CLIPPER EXCALIBUR、当社第1858番船)をこのほど完成し、本日同事業所にて引き渡しました。

本船は、新型環境対応・低燃費船 66,000重量トン型バルクキャリアー「neo 66BC」の一番船であり、当社のラインナップ「neoシリーズ」第一段として、エコシップの魁となる新ジャンルの幅広浅喫水船型です。
主要目
全長 199.99m
幅(型) 36.00m
深さ(型) 18.45m
総トン数 38,203
載貨重量トン数 66,721メトリックトン
主機関 三井-MAN B&W ディーゼル機関 7S50ME-B9.3 1基
連続最大出力 8,470kW
航海速力 14.5ノット(常用出力)
最大搭載人数 25人
船級 NK
船籍 パナマ


引渡日:2013年11月6日

特長
  • 4基のクレーンを装備した5ホールド(貨物艙)の汎用バルクキャリアーであり、当社56BCの使い勝手を踏襲しつつ大型化を図っている。
  • 載荷重量66,000トン以上を確保でき、キャパシティーも82,800m3以上と大容量を確保し、石炭、鉄鉱石、小麦、大麦、大豆をはじめとした多様なバラ積み貨物に対応可能な他、長尺物やホットコイル等の半製品輸送も対応可能である。
  • 大型化しても燃量消費量は従来型スープラマックスバルカーと同等以下となる新開発の省エネ船型を採用している。
  • オーバーパナマックス幅だが、抵抗特性の他に、現状トレードパターン、港湾事情、および顧客ヒアリングの結果などを総合的に調査・考慮した結果、幅広浅喫水とすることで、優れた配船自由度と輸送効率を実現している。
  • 平水中抵抗推進特性のみならず、波浪中の耐航性や操縦性にも配慮した新開発の船首尾形状を採用している。
  • 長さ/幅ともこのクラスでは最大級のハッチ開口を持つ。
  • 主機関にはMARPOL NOx排出規制(Tier Ⅱ)を満たした新型電子制御エンジンである三井-MAN B&W ディーゼル機関7S50ME-B9.3を搭載し、幅広い出力域において低燃費を実現している。
  • SOx排出規制強化に配慮し、ECA(排出指定海域)内の航行に対応できる低硫黄燃料油専用のタンクを有している。
  • 国際船級協会連合(IACS)共通構造規則(CSR)を適用している。
お問い合わせ先
経営企画部 広報室
乾(いぬい) 電話:03-3544-3147