当社は2011年にタイ国SPP事業者・タイナショナルパワー (現Glow SPP)向けに28MW級蒸気タービンを納めて以降、当該SPPマーケット向けに積極的な営業展開を図ってきました。

今回の連続受注は、当社タービンの高い性能とコストパフォーマンス、信頼性・エンジニアリング能力が評価されたもので、今回SPP向け16基目の受注となりました。

受注した蒸気タービンは仏Alstom（アルストム）社のライセンスにより1995年から三井造船が設計・製造しているもので、高圧・低圧の蒸気エネルギー回収を最適化することで高効率化を図った高速2軸型タービンと、API(American Petroleum Institute アメリカ石油協会)規格にも対応する1軸型タービンで、10MW～150MW級まで幅広いレンジに対応しています。

　 当社の蒸気タービンは、タイSPPマーケットはもとより国内ならびに東南アジアを中心に、ガスタービン複合発電設備や化学プラント、石油精製プラント、ボイラ発電設備向け等、様々な用途でこれまでに300基以上が稼働しています(内、Alstomとのライセンス契約以降は60基)。

当社は蒸気タービン製品を、当社産業機械事業を担う重要な柱に位置づけて、今後も受注拡大を目指して鋭意営業展開していきます。