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2014年

2014年12月9日
世界初のエタン焚きME-GI
(電子制御式ガスインジェクションディーゼル機関)を受注

三井造船株式会社(社長:田中 孝雄)は、エタン燃料焚きの電子制御式ガスインジェクションディーゼルエンジン(以下、ME-GI-Ethane)を世界で初めて受注しました。

ドイツ船主であるHartmann Schiffahrt及びノルウェー船主であるOcean Yield向けにSinopacific Offshore & Engineering(中国造船所)が建造するLEG(液化エチレンガス)運搬船3隻(36,000立方メートル型、1基1軸)に三井-MAN B&W 7G50ME-C9.5-GI-Ethaneが搭載されます。

ME-GIエンジンは熱効率の高い大型2サイクル低速ディーゼルエンジンでありながら、使用燃料として天然ガス(LNG)及び重油の両方を使用できる二元燃料(Dual Fuel)機関です。
弊社製造の「ME-GI」はすでに2つのプロジェクトに採用が決まっておりますが、これらのプロジェクトでは、LNG及び重油燃料を使用できる機関仕様となっています。

これに対し、今回受注したME-GI-Ethaneは、燃料としてLNGではなく、エタン及び重油燃料を使用できる機関になります。

エタンは重油に比べ、LNGと同様に、環境にやさしい燃料ですが、シェールガスの開発・普及に伴い、その優れた経済性も注目されており、LNG燃料に続き、現在主流である重油に変わる舶用燃料として注目されています。

今後もME-GIの販売・供給実績を積み上げ、環境に優しく経済性にも優れたディーゼル機関をお客様に提供していきます。


担当部署
機械・システム事業本部 ディーゼル営業部
中川、重村 電話:03-3544-3475
お問い合わせ先
経営企画部 広報室 高岡 電話:03-3544-3147