2017年2月13日
三井・ソーラーMSCシリーズ ガスタービンコージェネレーション設備 連続受注
-東洋ゴム工業株式会社仙台工場向け 及び 滋賀県内の工場向け-


三井造船株式会社(社長:田中 孝雄)は、大阪ガス株式会社関連会社である株式会社OGCTS(社長:和田 洋幸氏)の省エネ共同事業者である、三菱UFJリース株式会社(社長:白石 正氏)より、東洋ゴム工業株式会社(本社:大阪市、社長:清水 隆史)仙台工場(宮城県岩沼市)向けにガスタービンコージェネレーション設備2台を受注しました。
更に、滋賀県内の工場向けでも14,000kW級「MSC130」、及び3,000kW級「MSC40」を三井住友ファイナンス&リース株式会社(社長:川村 嘉則氏)経由で受注し、連続受注を達成しました。
今回、東洋ゴム工業株式会社仙台工場へ納入するガスタービン設備は、発電効率33.3%というクラス最高レベルの性能を誇り、コージェネレーションシステムとしても非常に高い総合効率を実現しています。同社は工場周辺の天然ガスインフラが整備されることを機に、二酸化炭素(CO2)などの削減を目的として、工場の熱エネルギー設備を天然ガス利用で高い効率の熱利用が可能なガスタービン設備に転換するものです。当社コージェネレーションシステムは、その優れた環境性、及び高い効率による省エネ性とコストパフォーマンスが評価され、採用されました。
滋賀県内の工場に納入する「MSC130」は、ガスタービン単体で発電出力14,240kW、発電効率34.3%という世界最高レベルの性能を誇り、コージェネレーションシステムとしても非常に高い総合効率を実現しています。また、本システムには商用電源の停電時にコージェネレーションシステムを起動する為のBOS(ブラックアウトスタート)設備として「MSC40」を付帯し、非常時の電力の信頼性向上が図られています。その高い効率による省エネ性とコストパフォーマンス、非常時には近隣施設にも電気を供給する新しいスキームにも寄与することが評価され、採用に結びつきました。
三井造船は中規模クラス(3~15MW)の高効率ガスタービンコージェネレーション設備では国内トップシェアを誇り、発電事業の重要な柱と位置づけています。電力不足に伴い必要となる電源の確保、非常時における対応、及び環境問題への配慮等、お客様のご要望に応えるべく、今後も積極的な受注販売活動を展開していきます。
システムの特長
- 性能 (東洋ゴム工業株式会社 仙台工場向け)
・米国ソーラータービン社製ガスタービンを採用。クラス最高レベルの性能。
・コージェネレーションシステムとしての高い総合効率。 - 性能 (滋賀県内の工場向け)
・米国ソーラータービン社製「Titan130」ガスタービン。発電端出力:14,240kW。単体での発電効率は34.3%。
・コージェネレーションシステムとしての高い総合効率
82.6%(標準時、送気蒸気量:28.5t/h)。 - 環境対応
・燃料は天然ガスを使用するため、有害な排気成分がほとんど無い。
・ガスタービンは希薄予混合燃焼システム(SoLoNOx)により非常に低レベルのNOx排出値:ガスタービン単体では20ppm以下(O2 16%換算)。
担当部署
望月 電話:03-3544-3951
お問い合わせ先
乾(いぬい)電話:03-3544-3147