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2013年

2013年03月27日
リチウムイオン電池用正極材料
リン酸鉄リチウム(LFP)生産工場竣工

三井造船株式会社(社長:加藤 泰彦)の子会社であり、戸田工業株式会社(社長:久保田 正)と共同で設立されたM&Tオリビン株式会社(社長:清田 隆道、本社:市原市)が建設していた、中大型リチウムイオン電池用正極材料のリン酸鉄リチウム(LFP)生産工場がこのたび竣工し、4月から本格稼働を開始予定です。

本生産工場は、千葉県市原市の三井造船 千葉事業所内に建設され、年間2,100トンのLFPを製造する能力を有しています。
M&Tオリビンでは、現在、本生産工場と同じ製造プロセスの年産36トンのセミコマーシャル設備で製造したLFPのサンプル提供を顧客に行っており、本生産工場の本格稼働に伴い、国内外で受注活動を本格化させます。

注)LFP:安全性が高く、繰り返し急速充放電が可能で、電池寿命が長い、レアメタルを使わないなどの特長を持つ正極材。プラグインハイブリッド車(PHEV)や電気自動車(EV)、集合住宅やオフィス、学校などに向けての電源システム、業務用の電源装置、スマートグリッドおよび電力平準化定置型蓄電池向けの正極材として需要拡大が見込まれている。
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