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2017年

2017年10月26日
インドネシアにコンテナ荷役用クレーンの製造会社を設立

製造会社

三井造船株式会社(社長:田中 孝雄)は、運搬機事業の更なる拡大・強化のためインドネシアにコンテナ荷役用クレーンを製造する子会社「PT. MES Machinery Indonesia」(インドネシア バタム島、 社長 岸本 泰樹、以下新会社)を設立しました。

当社の機械・システム事業本部は、港湾でのコンテナ荷役用クレーン製造を主力事業の一つとしています。1961年にパセコ社と技術提携し、1967年に日本初のコンテナ荷役用クレーンを神戸港に納入するなどクレーンメーカーのパイオニアとして国内はもとより海外にも多数納入実績があります。

海上輸送用コンテナの荷動量は、人口増や経済成長に伴い、リーマンショック後の2009年を除いて一貫して伸びています。また、近年コンテナ船の大型化も進んでいます。このため、日本をはじめとする先進国ではかつて設置したクレーンの更新需要や、コンテナ船の大型化に対応するための新規需要があります。また、東南アジア、アフリカなどの新興国では、港湾整備に伴うクレーンの新規需要が見込めます。

こうした状況の中、当社は、コンテナ荷役用クレーン事業のさらなる強化・拡大のため、2015年に大分事業所運搬機工場の主力製品であるポーテーナの生産能力を22基/年から36基/年に増強しました。しかし、旺盛な需要に対応するためには、更なる生産能力の拡大が必要と判断し、今回の新会社設立にいたりました。製造能力は、ポーテーナ4台、トランステーナ30台/年規模になる予定です。

新会社で製造されるクレーンは、インドネシア国内のみならず、将来的にはマレーシア、ベトナム、ミャンマー、フィリピン、タイなど東南アジア各国に輸出される予定です。インドネシアで製造することで製造コストだけでなく、大分事業所からの輸出に比べ輸送コストも削減できる見込みです。

当社は、「グループ総合力の発揮による利益率の向上と収益安定化」を目指し、2017年度中期経営計画(17中計)に取り組んでおり、運搬機の海外生産拠点確立は重要施策の一つです。今回の新会社設立により、運搬機事業の更なる強化・拡大を図っていきます。


新会社概要
会社名 PT. MES Machinery Indonesia
所在地 JL.Brigjend.Katamso KM.18 Kel.Tanjung Uncang,Kec.Batu Aji Kota Batam 29424, Indonesia
代表者名 岸本 泰樹
資本金 500億ルピア(約4.2億円)
電話番号 +62 778 391511


担当
機械・システム事業本部 企画管理部 
深堀  電話:03-3544-3950
お問い合わせ先
企画本部 経営企画部 広報室
乾(いぬい) 電話:03-3544-3147