三井造船株式会社（社長：田中　孝雄）大分運搬機工場は、マレーシア・ウエストポート向けコンテナクレーン「ポーテーナ」2基をこのほど出荷し、1967年の初号機より数え、累計生産台数300台を達成しました。

三井造船は、1961年にコンテナクレーンで世界最大シェアを誇る米国PACECO CORP.と技術提携を行い、1967年（昭和42年）に神戸港摩耶埠頭に日本初の岸壁用コンテナクレーンを納入、その後1988年に米国PACECO CORP.を買収し、以来コンテナ物流事業のグローバル展開を図っており、1994年に累計100台、2005年に累計200台の出荷を達成しています。

一方、ターミナル内コンテナ荷役用門型クレーン「トランステーナ」は、1968年（昭和43年）に日本初となる初号機を納入後、2014年4月に累計1,150台の出荷を達成しています。

大分運搬機工場は、2003年4月に岡山県玉野事業所から移転後、年間に岸壁クレーン30基、コンテナ荷役用門型クレーン100基を連続生産する能力を有し、国内外のコンテナターミナルへ出荷できる新鋭工場として稼働しています。

世界の物流量が伸びるなか、コンテナターミナルも新設や増設、そしてリプレイス需要が旺盛です。
三井造船は省エネ型や免震型、完全電動型など各種クレーンを製造するだけではなく、コンテナターミナル全体をマネジメントするシステムも提供しています。
今後もアフターサービスを含めたコンテナターミナルのトータルシステム企業として事業展開していきます。