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2014年

2014年11月11日
米国 エナージェント社の小型蒸気発電装置を販売開始
子会社の三井造船マシナリー・サービス
グリーンイノベーションEXPO2014で展示

Microsteam®
三井造船株式会社(社長:田中 孝雄)の100%出資子会社の三井造船マシナリー・サービス株式会社(社長:森田 政夫、本社:東京都千代田区)は、250℃以下の未利用水蒸気を利用した小型蒸気発電装置Microsteam® を米国Energent社(以下エナージェント社)より導入し、パッケージング及び販売事業を行い、2015年度初頭から納入を開始する予定です。 本装置は、11月12日~14日に東京ビックサイトで開催されるグリーンイノベーションEXPO2014で展示を行います。

エナージェント社のMicrosteam® は、最大275kWの発電能力を持つ小型蒸気タービン発電装置です。従来は、ボイラ等で生成された5~20barG(バール)という高圧の水蒸気をヒーター等に利用するため減圧弁を用いて0~5barGに減圧していました。この過程で廃棄されていたエネルギーについて、本装置を利用することで回収し、発電を行います。

エナージェント社では、2004年から米国を中心に本装置を販売しており、積算運転時間14万8,300時間、総発電量31,400MW/hr、その間トラブルなしという実績があります。

対象とする市場としては、製紙・化学・石油精製・製鉄等の工場や大規模商業ビルなどが見込まれます。また、バイオマス発電用の小型蒸気タービンとしても最適な仕様となっており、各分野への導入を促していきます。

特長
1.形状がシンプルで小型であるため、工場試験で出荷可能です。
2.ロータディスクと翼は、チタン合金の一体加工で、通常の薄板翼を有する蒸気タービンと比べて耐久性・耐食性に優れています。
3.保守に関しては、オイルフィルター、シールエアフィルターの定期保守ならびに潤滑油の変質チェックのみで、これらを適正に行うことにより20年の長寿命を保持できます。                                       
装置概要
入口圧力 0.5~2.0 MPa
出口圧力 最大1.0MPa
最大出力 275kW
蒸気流量 1.8~9.0t/h
エンクロージャ 鋼製屋外防滴構造
外形寸法 3.0m(長さ)×1.25m(幅)×2.6m(高さ)
                                      
装置構成
・タービン : ラジアル型タービン(28,000RPM)
・発電機  : 三相誘導発電機、2ポール、全閉外線型
・減速機
・制御装置

担当
三井造船マシナリー・サービス (株) 東京営業所 : 今井 又は 木村
電話 : 03-6806-1075

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お問い合わせ先
三井造船㈱ 経営企画部 広報室 : 乾
電話 : 03-3544-3147