メタノール焚き二元燃料エンジン(6G50ME-C9.6-LGIM)納入

プレスリリース グリーン戦略 舶用推進システム

株式会社三井E&S(本社:東京都中央区、代表取締役社長:高橋 岳之、以下「当社」)は、当社玉野工場にて完成したメタノール焚き二元燃料エンジン「三井-MAN B&W 6G50ME-C9.6-LGIM-EGRBP」を常石造船株式会社(本社:広島県福山市、代表取締役社長執行役員:奥村 幸生、以下「同社」)に納入致しました。さらに今年度中に2号機も同社に納入予定です。

メタノールは常温で液体状態を保持できるなど船舶での取り扱いが容易で、将来二酸化炭素(CO2)を大幅に削減できるグリーンメタノール(※1)が船舶燃料として普及することが期待されることから、国際貨運の脱炭素化に向けて、近年メタノール焚き二元燃料エンジンの船舶への採用が増加しています。当社では今後の市場における需要増大に応えるべく、メタノール焚き二元燃料エンジン用の運転設備(※2)の整備を行っています。

当社はメタノール焚き二元燃料エンジンの世界初号機を2015年に納入して以来、保守・点検サービスの知見を蓄積しており、その経験を活かし、メタノール焚き二元燃料エンジンを安心してご採用いただけるよう、今後もお客様に寄り添ったサービスを提供していくと共に、舶用推進システムサプライヤーとして海上物流分野で低炭素・脱炭素社会の実現に持続的に貢献してまいります。

※1 グリーンメタノール:燃料の製造から利用まですべてのプロセスで総合的に二酸化炭素排出量を削減できるメタノール燃料
※2 関連プレスリリース:
「船舶用大型ディーゼルエンジンの次世代燃料対応に向けた生産設備の増強工事に着手」(2022年11月9日)
「メタノールを燃料とするばら積み貨物船向け 低速二元燃料ディーゼル機関(ME-LGIM)初受注」(2023年2月14日)

(写真 1)メタノール焚き二元燃料エンジン
三井-MAN B&W 6G50ME-C9.6-LGIM-EGRBP
(写真 2)メタノール燃料供給設備

報道関係

連絡先:株式会社三井E&S 経営企画部 内部統制室 広報グループ
TEL:03-3544-3147