「遠隔自働化RTGによる構内シャーシとの連携支援技術開発受託業務」を完了

プレスリリース デジタル戦略 物流システム

株式会社三井E&S(代表取締役社長:高橋岳之、本社:東京都中央区、以下「当社」)は、国土交通省港湾局の「港湾技術開発制度」において、「ラバータイヤ式門型クレーン(Rubber Tired Gantry Crane、以下RTG)(※1)と構内シャーシ(※2)の連携技術の開発」を令和5年度から令和6年度の2年間にわたり受託しました。そしてこの度、当社はRTGと構内シャーシが連携する着床支援機能の技術開発を完了いたしました。

本技術は、以下の三つの主要機能で構成され、それらが連携することで着床支援を実現しています。

実ターミナルでの実証試験により、経験豊富な遠隔オペレータの手動操作と同等のRTG-構内シャーシ間のコンテナ荷役時間を着床支援機能により達成しました。これにより、RTG運転経験の浅いオペレータでも一定の時間内で作業を行うことが可能となります。

当社では、生産性向上や労働環境改善の一環として、遠隔運転が可能なRTGを既に開発・販売しています。遠隔操作性をさらに向上させるために、開発した構内シャーシとの連携技術を、遠隔RTGオペレータと構内シャーシドライバの作業負荷低減および安定した荷役効率に貢献する技術として提案してまいります。
また、当社は今後もさらなる荷役作業効率化に向けた技術開発を進め、効率的なターミナル運営に貢献してまいります。

※1 RTG (Rubber Tired Gantry Crane):両端にタイヤ付きの脚を設け、地上にレールを設置しなくても走行することができるクレーンのこと
※2 構内シャーシ:コンテナターミナル内で、岸壁クレーンとコンテナヤード間でコンテナを搬送するためのコンテナヤード構内専用トラクターヘッドおよびトレーラーシャーシのこと
※3 関連ニュース:
「遠隔自働化RTG による構内シャーシとの連携支援技術開発業務」を受託 (2023年09月28日)
RTGと構内シャーシの連携のための技術開発 成果概要(国土交通省)


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