舶用エンジン向けの三井-Everllence TCT過給機 ライセンス生産開始

プレスリリース 舶用推進システム

株式会社三井E&S(本社:東京都中央区、代表取締役社長:高橋 岳之、以下「当社」)は、このたび三井-Everllence TCT過給機のライセンス生産を開始しました。TCT過給機シリーズは、従来機に比べ最大41%の軽量化を達成した最新機種です。本シリーズでの内製初号機となるTCT40過給機は、当社で製造中の三井-Everllence B&Wエンジン「6S60ME-C10.5-EGRBP」に搭載予定です。

このTCT過給機シリーズは、回転部品のデザイン及び素材を最適化することで整備間隔が延びたことにより、従来機種に比べメンテナンス性が向上しました。さらに、本過給機と併せて三井E&Sグループが提供するモニタリングシステム(e-GICS Advance及びCMAXS LC-A)を活用することでより適切なメンテナンスが可能となります。  

当社は、1981年にEverllence社と過給機のライセンス契約を締結して以来40年以上にわたり、累計4000台を超える三井-Everllence過給機の製造・販売してきました。過給機を含めたエンジンメーカーとしての経験と実績をもとに、当社は引き続き最新技術へのアップデートと安定した製造体制を整えていきます。そして、新造から就航後のアフターサービスまで一貫して対応し、ライフサイクル全体を通じてお客様をサポートできる体制の強化に取り組んでまいります。

「TCT過給機内製化セレモニーにて」

お問い合わせ先

報道関係

経営企画部 内部統制室 広報グループ
TEL 03-3544-3147