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プレスリリースニュース・お知らせ

2021年08月31日

コンテナ用ヤードクレーンの作業環境改善・安全性向上・生産性向上を目的とした 「遠隔操作トランステーナ®」の工場内調整運転を開始

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株式会社三井E&Sマシナリー(本社:東京都中央区、代表取締役社長:田中 一郎、以下「当社」)は、少子高齢化に伴う労働者不足の問題を解消するため、コンテナターミナル(以下、CT)における労働者の作業環境改善・安全性向上・生産性向上を目的とした遠隔操作タイヤ式門型クレーン(商品名:トランステーナ®)を開発し、鈴与株式会社(本社:静岡市、代表取締役社長:鈴木健一郎)より受注している遠隔操作トランステーナ®について、このほど工場内調整運転を開始しました。工場内調整運転後、清水港新興津CTへ輸送、現地での総合試験運転を経て2022年9月から商用運用を開始する予定です。

【背景】
我が国は貿易量の99%以上(重量ベース)を船舶輸送に依存しており、CTは重要な社会インフラのひとつとなっています。一方で、国内では少子高齢化が進んでおり、労働者不足に備えるため、国土交通省でも2019年より「遠隔操作RTGの導入促進に係る支援制度」を創設し、遠隔操作RTGの導入を支援しています。
鈴与株式会社では、現在、清水港において次世代高規格CTの形成を進めており、2025年までに新興津CTで運用する全てのRTGを遠隔操作化し、高齢者が活躍できる場、就労人口が減る中で若者が入職しやすい環境を整え、CT全体の生産性向上を図る計画です。
当社では、鈴与株式会社より遠隔操作トランステーナ®22基(新規17機、改造5機)を受注しており、2022年9月にまず2基の運用を開始する予定です(全機納入完了は2025年3月末予定)。この遠隔操作トランステーナ®について、このほど当社大分工場内の試験ヤードにおいて調整運転を開始しました。工場内で遠隔操作機能を確認した後、2022年2月に清水港新興津CTへ輸送し現地での総合試験運転を開始する予定です。

【当社が提供するソリューション 遠隔操作トランステーナ®
当社では、1998年に、シンガポール港パシル・パンジャン・ターミナルのコンテナ蔵置ヤードに遠隔・自働化OHBC(オーバヘッド・ブリッジクレーン)を納入するなど、早くから遠隔操作技術の開発に取り組んできました。2018年からは大分工場内に試験ヤードを開設、開発用トランステーナ®を自社所有し、管理棟から高効率かつ安全に操縦できる「遠隔運転技術」の向上に努めてきました。これらの技術により1名の操縦者が複数のコンテナ蔵置ヤードクレーンを操縦することが可能となり、CTを取り巻く労働者不足の問題を解決します。

当社は、前身の三井造船時代の1968年に日本初のコンテナ用ヤードクレーンを神戸港・摩耶埠頭に納入致しました。以来、世界中の港湾で当社のトランステーナ®が採用され、2021年4月現在、国内外の港に累計1,525機を納めています。
トランステーナ®は当社子会社である米国パセコ®社の登録商標です。当社は米国パセコ®社のライセンシーとして、トランステーナ®の開発・製造を行っています。

お問い合わせ先

担当
株式会社三井E&Sマシナリー 運搬機システム事業部営業部
TEL
03-3544-3906

報道関係
株式会社三井E&Sホールディングス 経営企画部 広報室
TEL
03-3544-3147

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