e-GICS Advance
エンジンの遠隔モニタリングサービス
e-GICS Advanceは、エンジンの運転データを取得し、陸上のサーバでAI異常検知、性能診断および燃焼診断を総合した状態診断を提供する、電⼦制御エンジン専⽤のサービスです。従来のe-GICSと比べ、自動化・高頻度化および高度なエンジン状態診断を実現しています。
特長
自動化および高頻度化
e-GICS Advanceでは、データロガー・VDRおよびエンジンセンサからデータを船内設置のデータ収集専用コンピュータで取得し、定期的に陸上のサーバへ送信します。データ採取から診断実行までのすべての作業が自動化されて、乗組員の作業負荷が軽減されます。また、従来のような入力ミスがなくなり診断精度が向上します。更に、診断の高頻度化により、正常時の母集団からの乖離が容易に判別でき、初期段階で異常の兆候を把握可能になります。
ダッシュボード機能
エンジン制御システムから取得可能な主要な運転データをダッシュボード上に表示し、筒内圧やシリンダ注油の設定など、乗組員が設定した状態が閲覧できます。表示データをトレンド表示する機能もあります。
AI異常検知機能(陸上配置)
センサデータに気象・海象等のデータを加えたビッグデータを活用し、陸上に配置した当社開発のAI異常検知エンジンMADOCS(Mitsui Abnormal Detecting system for On-site Collected Sensor data)の機械学習により、的確な異常検知を行います。
状態診断(性能診断+燃焼診断+AI異常検知)
AI異常検知結果をトリガーとして、詳細な性能診断及び燃焼診断を実施し、総合的にエンジンの状態を診断します。燃焼診断はPMI Auto tuningから自動採取された筒内圧波形データを用いて実施され、燃焼行程の異常だけでなく燃料の燃焼性も判定可能なため、燃料に起因するトラブルを最小限にとどめることが可能です。
実績
- 搭載済み:46隻
- 搭載待ち:69隻
(2025年2月末時点)
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舶⽤推進システム事業部 テクノサービスセンター