お客様の運用コストを削減する省エネ機器・技術を提供しています。


VCR

VCR機構(Variable Compression Ratio System)は、エンジン出力や燃料の種類などに応じて、最適化された圧縮比への変更による運転を可能とし、燃費改善やCO2排出量削減に寄与します。三井E&S DU社がライセンサーであるWinGD社とともに商用化し、様々な場面でVCR機構は脱炭素社会の実現に貢献します。

株式会社三井E&S DU

VCR

EcoEGR

EcoEGRは燃料消費率改善とNOx削減を両立させる技術です。エンジンチューニングを燃料消費率優先で最適化した上で、Tier II、Tier III全海域でEGRを稼働することにより実現します。
従来のエンジンチューニングにおいて、燃費率(SFOC)とNOx排出とはトレードオフの関係にありました。この問題を解決し、EEDI改善に大きく貢献します。二元燃料エンジンでもEcoEGRは採用可能です(ME-GIE及びME-LGIPエンジンを除く)

EGR 排気再循環
EGRBPとEcoEGR燃料消費比較

THS2(廃熱回収装置)

三井E&Sが独自開発したTHS2(Turbo Hydraulic System)は、過給機の高効率化で余った排ガスのエネルギーを油圧動力として回収・利用し、その動力でエンジンの回転をアシストします。逆に減速運航ではクランク軸からの油圧動力で過給機の回転をサポートします。燃料消費率を最大2%削減し、EEDIを改善します。一般的な廃熱回収装置と比較して非常にコンパクトで、機関室設計に大きな変更を必要としないのが特長です。

THS2用の追加パーツ(黄色部分が該当)

軸発電機

軸発電機はメインエンジンのクランク軸Fore端に追加し、その動力を発電に使用します。船舶の推進力を担うメインエンジンは、高効率で多様な燃料が使用可能であり、船舶全体の省エネ化に貢献します。IMOなどの規制強化で省エネ促進の必要性は増しており、軸発電機には以下のような多様な利点があります。

  • EEDIの改善、規制強化への対応
  • 発電機エンジン運転回避によるOPEX削減(メンテナンス、SCR尿素)
  • 乗組員の負担軽減
  • 代替燃料利用で先行するメインエンジンの有効活用


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舶⽤推進システム事業部 営業部

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