2024年10月31日
国内で初となる洋上水素ステーション向け高圧大流量水素圧縮機VD4-250GH-OLを受注
株式会社三井E&S(本社:東京都中央区、代表取締役社長:高橋 岳之、以下「当社」)は、常石商事株式会社(本社:広島県福山市、代表取締役社長:神原秀忠)よりジャパンハイドロ株式会社(本社:広島県福山市、代表取締役:神原宏達、以下「ジャパンハイドロ」)向け洋上水素ステーション用途の高圧大流量往復動圧縮機VD4-250GH-OLを1台受注しました。
本圧縮機は、世界的な脱炭素化の流れのなかで海運分野におけるカーボンニュートラルの実現を目指す日本財団ゼロエミッション船プロジェクトの一環として、ジャパンハイドロが建造中の水素混焼エンジン搭載タグボートをはじめとする水素燃料船向けに水素供給を行う、日本初の洋上水素ステーションに用いられる予定です。
VD4-250GH-OLは、ダウンタイムを最小減に抑え安定した水素の圧縮を可能とする長寿命最適化設計となっており、国内外で石油精製・化学プラント向けに豊富な実績がある当社の大流量圧縮機の実績と、国内水素ステーション向け高圧水素圧縮機でトップシェアである当社子会社の加地テック(本社:大阪府堺市、代表取締役社長:松岡 克憲)の高圧水素圧縮技術に基づき製造され、高い信頼性と耐久性を誇り、流量は約100kg/h、圧力50MPaまで圧縮可能な能力を有します。
また、高圧大流量を特徴とし、同じ流量ベースでは既存の圧縮機に比べ省スペースが可能であり、水素の輸送及び供給プロセスまで幅広く活用できる圧縮機となっています。
当社は、1961年に往復動圧縮機を製造開始して以来、国内外で石油精製・化学プラント向けに1200台以上の納入実績があります。
今後も水素ステーション及び水素製造設備等の水素分野や、SAF製造プラントへの往復動圧縮機の提供を通じて、循環型ならびに脱炭素社会の実現に貢献してまいります。
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