クレーン運搬船「YAMATO」保有について

株式会社三井E&S（本社：東京都中央区、代表取締役社長：高橋 岳之、以下「三井E&S」）は、国外向け港湾クレーンの海上輸送能力の安定性と柔軟性の確保を目的として、この度、 2025年4月23日、パナマ法人 YAMATO MARINE S.A. （ヤマト マリーン エスエー）より、モジュール船「YAMATO」（以下「本船」）の引渡を受けました。

本船は、フラットな広いデッキを持ち NYK バルク･プロジェクト株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長 栁澤 晋一、以下「NBP」）のモジュール船隊主力船として、三井E＆S製クレーンの輸送を始めとして、多くのプロジェクトで活躍してきました。この度、三井E&S大分工場にて引き渡しを完了し、今後、三井E&Sの港湾クレーン製品の専門輸送に従事することになります。

また 本船の保有・運航管理については、本船保有を目的としてパナマ子会社 MES VESSEL S.A. (エムイーエス ベッセル エスエー）を設立しました。 引き続きNBPへ運航管理を委託する体制とし、プロジェクト貨物の輸送に定評のある NBPからの支援を受け、製品の安全輸送、本船の安全運航に努めていきます。

三井E&Sでは、米国・東南アジアで需要が増加している港湾クレーンの世界市場展開を進めており、以前から輸送船の保有について検討を行ってきました。
今回のYAMATOの保有により、三井E&Sは、安定した港湾クレーンの海上輸送能力向上による同事業基盤の強化を通じて、国内外の顧客のコンテナターミナルビジネスに貢献してまいります。

モジュール船「YAMATO」全景

［本船主要目］