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2018年07月17日

AIを活用したレーダ探査技術を実用化 画像診断日数を1/4に削減-3次元レーダ解析画像の自動判定技術をトンネル探査に導入-

株式会社三井E&Sマシナリー(代表取締役社長:岡 良一)および株式会社アダコテック(所在地:東京都品川区、代表取締役:池田 満広)は、電磁波レーダ法によるトンネル探査で得られる3次元レーダ解析画像から、覆工コンクリート内部の異常有無を自動判定する技術を実用化しました。本技術の導入により、今まで4日かかっていた解析画像の診断日数が1日とほぼ1/4に短縮することができました。

昨今、社会インフラの老朽化が表面化し、全国的にインフラ設備の長寿命化計画が進められています。長寿命化にあたり、維持管理のための調査・点検の必要性が高まる中で、技術者不足を支援するための調査・点検技術が求められており、ロボット化をはじめ、AIやIoT技術を活用した自動化開発が進められています。

今回、当社で実施しているトンネル覆工検査に自動判定技術を導入、トンネル覆工コンクリート内部の異常有無を自動判定する技術の実用化により、技術者の目で確認が必要であった画像量を70%以上(当社比)削減することが可能となりました。また、これまでは技術者のダブルチェックにより防いでいた異常個所の見落としを無くすとともに、判定のバラツキを最小限に抑えることで、作業の効率化及び精度の向上を実現しています。自動判定技術は、国立研究開発法人 産業技術総合研究所で発明された高次局所自己相関特徴(HLAC)を利用した機械学習手法を適用しました。この手法を適用することで、高速かつ正確に3次元レーダ画像より異常箇所を抽出することができます。

当社は、グループ会社の株式会社三井E&Sテクニカルリサーチが実施している路面下空洞探査サービスをはじめ、橋梁床版調査、トンネル覆工検査など、それぞれのニーズに合ったレーダ装置を自社開発してきました。2004年には、コンクリート内部状況を3次元映像化したデータで詳細に把握できるマルチパスリニアアレイレーダを開発、東日本旅客鉄道株式会社と共同開発したトンネル覆工内部探査車への搭載で実用化し、現在ではトンネル覆工検査サービスを展開しております。また路面下空洞・床版損傷調査などにもレーダ技術の適用範囲を拡大しています。

本開発技術にてレーダ探査にて取得した3次元レーダ画像から異常個所を自動判定することにより、技術者を支援し、調査から判定結果出力までの高速化及び品質の向上を実現しました。今後、道路・橋梁などのレーダ探査についても、自動判定技術の展開を予定しています。調査・検査、維持管理の効率化が可能なシステムおよび検査技術の開発を進め、顧客のニーズにマッチした先進的な検査サービスを提案、顧客満足を高めていきます。

三井E&Sグループは、2016年度~2025年度にかけての長期の方向性を示す 「2025ビジョン」において注力する領域として「社会・産業インフラ」を掲げています。特に交通インフラ(トンネル、道路、橋梁)では老朽化に伴い保全、補修の需要が高まっており、当グループでは、今後もこうした社会的課題の解決のため、グループの総力を挙げて貢献していきます。

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株式会社三井E&Sマシナリー 社会インフラ事業部
担当
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