インドTATA STEEL向け　高炉送風機及び炉頂圧回収タービンを受注

株式会社 三井E&Sマシナリー (社長：岡 良一) は、このほどインドTATA STEEL LIMITED （本社：インド ムンバイ）Kalinganagar Steel Plant向け28.5MW高炉送風機2基および、38MW炉頂圧回収タービン（以下ＴＲＴ）1基を受注しました。

高炉送風機は、製鉄所の高炉に高圧・大風量の空気を送り込むために空気を圧縮する設備です。ＴＲＴは、その高炉から排出されるガスのエネルギーを利用して発電する省エネ設備で、両設備とも製鉄所には欠かせない重要な設備となります。尚、同製鉄所では、既に当社製高炉送風機3基、TRT1基が順調に稼働しており、その稼働実績に裏打ちされた高い信頼性とコストパフォーマンスが、今回の受注に結び付いております。

当社では、独自開発により高炉送風機・TRTを提供していますが、単に機器供給のみではなく、顧客の種々の要望に応えるべくシステム全般として提供しており、韓国、インド等を含めた国内外向けに、高炉送風機は100台以上、TRTは70台以上の納入実績を持っています。
今後も、国内市場は高度成長期に導入されたものの更新需要が見込まれる他、インドでは政府指導の下2025年には粗鋼生産を3倍にする目標から、製鉄関連設備である高炉送風機・TRTともに堅調な需要が見込まれています。

本製品は、本年４月からの当社の持株会社移行に伴い、株式会社三井Ｅ＆Ｓマシナリーでの取扱いとなります。今後も同社の重要製品に位置付け、顧客要求に基づく、付加価値の高い製品を国内外のユーザーに提供してまいります。