2023年度新入社員向け社長挨拶（要旨）

[入社式社長挨拶（要旨）]

新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。
三井E&Sを代表して、皆さんの入社を心から歓迎いたします。
本日、社会人としての新しい1歩を踏み出した皆さんと同様、当社も株式会社三井E&Sとして最初の日を迎えました。皆さんも、新生三井E&Sのいわば創業メンバーとして、誇りをもってこれからの社会人生活を歩んでください。

三井E&Sは、1917年の創業から今年で106年目を迎える伝統ある企業です。106年前の創業以来、造船を祖業として海から陸へと社会のニーズに応える多彩な製品を世に送り出してきました。
外部環境に目を移すと今、現在は、地球規模での気候変動、災害、パンデミック、ロシアの軍事侵攻など非常に変化が激しい不透明な時代であり、我々を取り巻く環境は大きく変わってきています。
このような環境変化の中で当社グループが成長を続けるための姿を考え、経営理念を「エンジニアリングとサービスを通じて、人に信頼され、社会に貢献する」と改めました。
当社の強みである製品を核にしたエンジニアリングサプライヤーを志向し、製品の周辺まで広げたビジネスモデルを展開します。そして、我々の持つ技術リソースで、現在社会が抱える課題、特に脱炭素社会の実現と人口縮小社会の課題解決を目指します。

今年度は、成長戦略を推進し、新たな成長・発展に向けたアクションを起こしていく年となります。今回の事業持株会社体制への移行で、戦略のスピードアップと、新しい環境に適応する進化をいち早く実現させ、反転攻勢、攻めに転じていきます。
そのために、一人ひとりがマーケットイン思考で自ら考え、目まぐるしく変化する外部環境に適応し、自らの進化にチャレンジする、我々全員にそうした意識改革が必要です。
今の当社はチャレンジ精神を持っている人にとっては、様々なことにチャレンジできる面白さに溢れているだろうと思います。
皆さんには早く仕事に慣れて、フレッシュな視点でこれからの新生三井E&Sの立ち上げに加わって欲しいと思います。

そこで、皆さんがこれから仕事に取り組む際の心構えについて、3点お話しします。

1点目は、コミュニケーション能力を高める、ということ。
コミュニケーション能力とは「対人的なやり取りにおいて、お互いの意思疎通をスムーズにするための能力」、「目標達成のために周囲と協調したり周囲を変容させていったりする能力」と定義づけられています。
幅広く関心を持ち、社内外を問わず多くの方と接することが、多面的に物事を見る力となり、自分自身の人間としての成長につながり、ひいては会社の発展につながりますので、是非コミュニケーション能力を高めてほしいと思います。> 2点目は、自らの事業、製品を好きになり、自らの仕事にこだわりを持つ、ということ。
仕事をしていく上で、その仕事を好きになること、ひいてはその事業、製品を好きになることは極めて大事です。それが自らのモチベーションにつながり、自分の仕事にこだわりを持つようになります。
そして、それは個々人の成長につながり、ひいては会社の成長、発展につながります。

最後に3点目は、チャレンジ精神を常に持つということ。
興味を持ったことをとことん追求する好奇心を持ち、そのための壁やハードルを乗り越えるために継続して努力する、「向上心が高い人」になってほしいと思います。
これから仕事をしていく中で困難な状況は必ず出てきます。困難な問題にぶつかったとき、最初から自分には無理だと諦めず果敢に挑戦し、努力をする、なんとか突破口を見つけるチャレンジ精神を常に持つ人材となってほしいと思います。> 会社が成長し続けていくためには、新たな価値を作り出し、その価値を向上させていくことが必須です。
現在の目まぐるしく変化する外部環境の中で、その変化に対応できたものだけが生き残ることができます。常に状況に応じて自分自身を変化させ進化させていかねばなりません。
そのために、先程申し上げた通り、コミュニケーション能力を高め、多様な視点を身につけ、執念を持って仕事に取り組み、新たなチャレンジをし続けてください。

最後になりますが、健康には十分留意して、今日の新鮮な気持ちを忘れずに、元気に頑張ってください。
会社は皆さんの若い力に期待しています。
共に頑張りましょう。