プレスリリースニュース・お知らせ

2023年08月08日

LNG燃料船向け高圧BOG圧縮機(WT-3型) 受注

株式会社三井E&S(社長:高橋 岳之、所在地:東京都中央区、以下「三井E&S」)は、三菱造船株式会社(社長:北村徹、所在地:神奈川県横浜市)から高圧ボイルオフガス(以下「BOG」)圧縮機WT-3型 2台を受注しました。本機は日本郵船株式会社(社長:曽我 貴也、所在地:東京都千代田区)が今治造船株式会社(社長:檜垣幸人、所在地:愛媛県今治市)で建造中の21万重量トン型ばら積船のLNG焚き二元燃料エンジン向け燃料供給装置として納入されます。

三井E&Sは、石油精製及び石油化学を始めとする各種産業向けに、ピストンの往復運動によってガスを昇圧して送り出す往復動圧縮機を1961年から製造を開始し、これまでに3,900台(三井E&Sグループ全体)の納入実績があります。各種産業分野で実績豊富なこの技術を用いて舶用分野に応用するために、三井E&Sの子会社である株式会社加地テック(社長:松岡克憲、所在地:大阪府堺市)と共同で高圧BOG圧縮機の開発を進めてまいりました。

同圧縮機は、高圧タイプのLNG焚き二元燃料エンジン向け専用機器として開発され、LNG燃料船の燃料タンクから自然発生する余剰なBOGを31.5MPaGまで昇圧してエンジンに供給し、エンジン駆動用燃料として利用する事ができます。従来は、燃料タンクから発生した余剰BOGは燃焼するなどして処分されていましたが、同圧縮機によって船の推進用として有効活用する事で燃料消費量を削減し、運航コスト削減と船から排出するCO2の削減に貢献します。コンパクトなデザインであるため船内での配置も容易です。

弊社はLNG焚き二元燃料エンジン(ME-GI)で国内最多の製造実績があります。エンジンに加え、既にLNG燃料供給用ポンプMHP-3型の供給も始めており、BOG圧縮機も製品化することで、LNG燃料船で使われる主要な機器を1社で提供する事ができるようになりました。

三井E&Sは舶用推進機器のリーディングサプライヤーとして、船の脱炭素化・持続可能な社会の実現に向けて引き続き貢献してまいります。

お問い合わせ先

連絡先
株式会社三井E&S 経営企画部 広報室
TEL
03-3544-3147

このニュースリリース記載の情報(製品情報、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。

    ニュース・お知らせ

    当サイトは、お客様の利便性向上、品質維持・向上を目的としてCookieを使用しています。Cookieの利用に同意頂ける場合は、「同意する」ボタンを押してください。
    詳細につきましては、「ご利用条件」、 「個人情報保護について」をご確認ください。

    同意する

    閉じる