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2023年09月28日

「遠隔自働化RTG による構内シャーシとの連携支援技術開発業務」を受託

株式会社三井E&S(代表取締役社長:高橋 岳之、本社:東京都中央区、以下、当社)は、「令和5年度 港湾技術開発制度」への応募の結果、「ラバータイヤ式門型クレーン (RubberTired Gantry Crane;以下RTG※1)と構内シャーシの連携技術の開発」が採択されました。今般、「令和5年度 港湾技術開発制度における技術開発業務」を国土交通省より正式に受託したため、遠隔自働化したRTG と港湾ターミナル構内シャーシ※2 との連携自働化に関する技術開発を開始しました。

当社では、生産性向上や労働環境改善の一環として遠隔運転が可能なRTG を既に開発し、販売しています。この遠隔操作RTG の操作性をさらに向上させるために、吊具と構内シャーシの位置合わせと着床動作を半自働で実行する支援機能を開発することによって遠隔RTG オペレータ、構内シャーシドライバの作業負荷の低減と一定効率での荷役の実現を目指します。

今後、システム検討・開発、当社大分工場での実証試験を行い、令和6年度末までにシステムを確立させる予定としています。

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技術開発の概要
今回受託しました技術開発業務においては下記機能の開発を予定しています。
1.構内シャーシの位置姿勢を検出する機能
2.RTG より構内シャーシへ位置調整指示を送信する機能
3.吊具位置姿勢を自働調整する機能
以上の機能により吊具位置が調整された後に、遠隔RTG オペレータの監視下においてコンテナ/吊具を半自働で着床させるシステムとして完成させます。



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開発技術イメージ


今後の開発予定
1.令和5年度:
・RTG 下のコンテナ/シャーシを検出するためのシステム
・構内シャーシへ移動指示を自働送信するためのシステム
(シャーシポジショニングシステム)

2.令和6年度:
・当社大分工場保有の開発用RTG で実証試験実施
・機能の最適化、システムの確立

※1 RTG(Rubber Tired Gantry Crane):
両端にタイヤ付きの脚を設け、地上にレールを設置しなくても走行することができるクレーンのこと
※2 構内シャーシ:
コンテナターミナル内で岸壁クレーンとコンテナヤード間でコンテナを搬送するためのコンテナヤード構内専用トラクターヘッドおよびトレーラーシャーシのこと

お問い合わせ先

担当
株式会社三井E&S 物流システム事業部 営業部
担当 :加藤、須崎
TEL
03-3544-3906


報道関係
株式会社三井E&S 経営企画部広報室
TEL
03-3544-3147

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