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2021年03月25日

Team KUROSHIOの第9回ロボット大賞 審査員特別賞の受賞について

三井E&S造船株式会社(代表取締役社長:古賀 哲郎)を含む 国内研究機関や民間企業で結成した「Team KUROSHIO」(注1)は、「母船レス海底調査を可能とする海上・海中ロボットシステム」(注2)について第9回ロボット大賞で審査員特別賞を受賞しました。

ロボット大賞は、経済産業省、一般社団法人日本機械工業連合会などが共催し、我が国のロボット技術の発展やロボット活用の拡大等を促すため、特に優れたロボットや部品・ソフトウェア、それらの先進的な活用や研究開発、人材育成の取組みなどに対し表彰するものです。3月12日に機械振興会館で授与式が開催されました。

「母船レス海底調査を可能とする海上・海中ロボットシステム」は、「Team KUROSHIO」が2016年~2019年開催の国際コンペティション「Shell Ocean Discovery XPRIZE」(注3)向けに開発したシステムです。今回の受賞では、特に以下の点が評価されました。

  1. AUVを運用可能な母船の調達並びに高額な用船費用が求められるという問題に対し、「Team KUROSHIO」が開発した海底調査システムは、有人支援母船無しでロボットのみの海底観測が行えることを示したこと
  2. 「Shell Ocean Discovery XPRIZE」において、全く経験のないギリシャの海域で本システムを用いた探査、詳細地図の作成に成功し、世界2位(準優勝)を獲得したこと

現在行われている海中探査は、高度なスキルを持つ作業者によって運航される有人支援母船と、その管制下で稼働する海中ロボットによって支えられています。
特に海底油田の開発に取り組むオイル業界では、広域の海底地形調査を必要とし、その高速化や低コスト化が求められています。「Team KUROSHIO」が開発した技術は、仕様が異なる複数のロボットを遠隔操作することにより、現場の状況に応じた柔軟、且つ広範囲な海底調査を安価に実施できる可能性を示しています。
当社は、国際コンペティションへの参加を通じて得られた経験も踏まえ、今後とも海上及び海中ロボットの開発に取り組み、お客様への新たな価値の提供に努めて参ります。

(注1)「Team KUROSHIO」は、当社の他、国立研究開発法人海洋研究開発機構、国立大学法人東京大学生産技術研究所、国立大学法人九州工業大学、国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所、日本海洋事業株式会社、株式会社KDDI総合研究所及びヤマハ発動機株式会社により「Shell Ocean Discovery XPRIZE」に参加するために結成されたチームです。

(注2)海中ロボット(Autonomous Underwater Vehicle: AUV)、洋上中継器(Autonomous Surface Vehicle : ASV)、陸上管制局より構成されるシステムで、オペレータは衛星通信を介してAUV、ASVを遠隔制御することにより海底調査を実施できます。当社は主にASVの開発を担い、Team KUROSHIOの成果に貢献しました。

(注3)「Shell Ocean Discovery XPRIZE」は、超広域・超高速海底マッピングの実現を目標とし、制限時間内にロボットにより取得した海底地形データの面積や正確性を競う国際コンペティションです。世界22ヵ国から32チームが参加しました。

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海上・海中ロボットシステム

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海上・海中ロボットシステム 概念図

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株式会社三井E&Sホールディングス 経営企画部広報室
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TEL
03-3544-3147

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