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2021年10月18日

アンモニアを主燃料とした船舶用主機関受注に向けた 基本協定書を締結

株式会社 三井E&Sマシナリー(社長:田中 一郎、以下「当社」)は、このほど株式会社商船三井(社長:橋本剛、所在地:東京都港区)およびMAN Energy Solutions(読み:マンエナジーソリューションズ、CEO:Dr. Uwe Lauber、本社:ドイツ、以下「MAN ES社」)と、MAN ES社が現在開発中のアンモニアを主燃料とした船舶用主機関受注に向けた基本協定書を締結しました。

アンモニアは、燃焼時に二酸化炭素を排出しない次世代のクリーン燃料として注目されています。当社は、LNGやメタノールなど多様なガス燃料機関製造の経験を生かし、脱炭素化社会の実現に向け、ゼロエミッション燃料として期待されるアンモニア燃料機関の商用化に積極的に取り組んでいます。

当社の低速ガス燃料機関実績と計画

機関形式 使用可能燃料 基数 プロジェクト概要
ME-GI LNG、燃料油 7基 LNG燃料船 3隻、LNG運搬船※1 2隻
ME-GIE エタン、燃料油 3基 液化エチレンガス運搬船 3隻
ME-LGIM メタノール、燃料油 3基 メタノール運搬船 3隻
ME-LGIP LPG、燃料油 2基 LPG/アンモニア運搬船 2隻※2
ME-LGIA(開発中) アンモニア、燃料油 未定 「温室効果ガス・ゼロ・エミッション船に向けた共同開発」参画企業:今治造船株式会社、伊藤忠商事株式会社 他※3

※1 2機2軸船
※2 1隻はオプション
※3 2020年4月30日付当社プレスリリース参照https://www.mes.co.jp/press/2020/uploads/20200430j.pdf

当社は、舶用主機の他、港湾クレーンに代表される海上物流輸送領域に欠かせない様々なマシナリーや社会インフラ設備の開発、設計、製造、保守を担っています。三井E&Sグループの中核企業として、世界中のお客様に脱炭素化に配慮した製品・サービスを提供しています。

(製品例)ニアゼロエミッション型トランステーナ® 2月15日付当社プレスリリース参照
https://www.mes.co.jp/press/2021/0215_001565.html

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図1 燃料噴射装置(イメージ)

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図2 燃料噴射弁(イメージ)


【商船三井について】
商船三井は 1884 年設立で、東京に本社を置く、海運業を中心に様々な社会インフラ事業を展開しています。資源、エネルギー、原材料、製品等さまざまな物資を輸送する約 800 隻の船隊を運航しています。詳細は https://www.mol.co.jpをご覧ください。

【MAN Energy Solutionsについて】
MAN Energy Solutions(MAN ES)は、カーボンニュートラルな未来への移行において、お客様が持続可能な価値の創造を実現できるよう、舶用、エネルギー、産業セクターにおける将来の課題に取り組んでおり、ビジネス全体の効率とパフォーマンスを向上させていきます。また、250年以上にわたり、高度なエンジニアリングを駆使しながら、技術における独自のポートフォリオを提供しています。ドイツに本社を置くMAN ESは、世界中に120を超える事業所を構え、約14,000人の従業員を雇用しています。当社のアフターセールスのブランドであるMAN PrimeServは、世界中のお客様へ幅広いネットワークとサービスセンターを提供しています。

お問い合わせ先

連絡先
株式会社三井E&Sホールディングス 経営企画部 広報室
TEL
03-3544-3147

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